少数精鋭化に力を入れる「横浜国立大学」!その偏差値や入試情報などまとめ

大学

Abstraction

神奈川県横浜市常盤台にキャンパスがあり、関東圏の国立大学の中でも比較的知名度が高く人気の大学の1つである。

多くの大学が学部を増設して規模拡大路線をとる中、横浜国立大学は、少数精鋭化大学院教育研究に重点をおいている。

また、近年は国際研究拠点としての環境整備にも力を入れており、新興国・途上国からの多くの留学生とともに学ぶ国際性豊かなキャンパスを充実させ、教育、研究、社会貢献、キャンパス環境のいずれにおいても国際的に卓越したグローバル・エクセレント大学を目指している。

大学概要

学校の沿革・理念・使命など

⑴沿革

横浜国立大学は、横浜経済専門学校、横浜工業専門学校、神奈川師範学校、神奈川青年師範学校の4つの旧制官立教育機関を母体として、1949年に発足した(学芸学部、経済学部、工学部)。1966年学芸学部を教育学部に改称。1967年経済学部を改組し、経済学部と経営学部に分離。1997年教育学部を教育人間科学部に改組。2011年教育人間科学部と工学部を改組し、理工学部を設置。2017年都市科学部を設置、教育人間科学部を改組し教育学部に改称。

⑵理念・使命

横浜国立大学は、現実の社会との関わりを重視する「実践性」、新しい試みを意欲的に推進する「先進性」、社会全体に大きく門戸を開く「開放性」、海外との交流を促進する「国際性」を、建学からの歴史の中で培われた精神として掲げ、21世紀における世界の学術研究と教育に重要な地歩を築くべく、努力を重ねることを宣言する。

この理念を実現するために以下のことがらを長期の目標として定める。

  • 実践性
    諸問題の本質を見極め、時代の変化に対応し得る柔軟で創造的な問題解決能力を涵養する。現実の生きた社会に原点を置く学問を志向し、教育と研究の成果をもって社会の福祉と発展に貢献する。
  • 先進性
    国内外の研究者と協調しつつ最先端の研究成果を創出して、人類の知的発展を主導する。教育、研究、社会貢献において、自由な発想と斬新な取り組みを支える柔軟な組織を構築し、効果的な運用がなされるよう努力する。
  • 開放性
    市民社会、地域、産業界、国、諸外国が抱える課題の解決に寄与する教育と研究を実践する。学生と教職員の社会参加を支援し、教育、研究、運営のすべての面で社会に開かれた大学を目指す。
  • 国際性
    世界を舞台に活躍できるコミュニケーション能力を持ち、異文化を理解する人材を育成するとともに、留学生・研究者の受け入れ・派遣を促進し、教育と研究を通じた諸外国との交流の拡大を図る。

以上、実践を旨とする横浜国立大学は、透明性の高い組織と運営体制を構築し、計画、実行、評価のサイクルにより個性ある大学改革を推進する。

さらに、都市空間に在りながら、きわだって緑豊かなキャンパスを有する本学に集うすべての学生と教職員は、恵まれた環境を維持しつつ、心身ともに健康な大学生活を営むことを目指す。

YNUの基本理念(横浜国立大学憲章より)|横浜国立大学HPより引用

著名な業績や有名人

横浜国立大学を卒業した有名人を紹介する。

  • 西島秀俊・・・俳優、工学部生産工学科。
  • 沢木耕太郎・・・ノンフィクション作家、経済学部。
  • 富川悠太・・・アナウンサー、教育学部。
  • 福田萌・・・タレント、経営学部国際経営学科。
  • ゆきりぬ・・・ユーチューバー。

学部学科

学部・学科についての概要

横浜国立大学は、教育学部、経済学部、経営学部、理工学部、都市科学部の5学部から成る。それぞれの学部について紹介する。

  • 教育学部(学校教育課程)
    教育にかかわる諸問題を総合的、かつ多角的な見地から理解するとともに、実践的・先進的な資質・能力を身につけた教員の養成を目的としている。神奈川県内唯一の国立大学教員養成系学部である。文明開化の地・横浜に位置する国立大学ならではの地域や世界とつながる実践的で先進的なカリキュラムを揃え、県内各教育委員会等と連携した教員養成及び教員研修などを通じ、グローバルな視点から教育の未来を切り拓くことのできる人材を排出することを目指す。
  • 経済学部(経済学科)
    国際色豊かで、理論と実務のバランスの取れた教育を進めている。グローバル化が進む経済社会で活躍できる人材の育成をいっそう進めるため、2017年4月より1学科制への改編が行われた。改編後の経済学部では、まず初級レベルで経済学の基礎をバランスよく学び、次いで中級レベルで各学問分野から自らの主分野・副分野を選択して高い専門性を身につける体制を整備した。また、英語科目講義や英語演習を充実させるとともに、数理的、統計的分析能力の育成体制も教科している。
  • 経営学部(経営学科)
    2017年には創立50周年を迎え、経営学科の1学科体制として新たなスタートを切った。東日本の国立大学法人では唯一の経営学部である。グローバルに活躍できる実践的「知」を身につけたビジネス人材、技術・製品・組織・社会の革新を主導する変革型リーダー、特定分野の高い専門性を持つとともに幅広い専門知識を統合できるゼネラリストの養成をめざす。
  • 理工学部(機械・材料・海洋系学科、科学・生命系学科、数物・電子情報系学科)
    自らの専門分野における専門能力と高い倫理性を持ち、広く他分野の科学技術に目を向ける進取の精神に富む人材育成を目的とする。理工学部では、入学後の早期教育で学生が理学と工学の両者の素養を養い、専門分野の科目を体得できるようにカリキュラムが用意されている。卒業時には、理学的センスを持った工学系技術者として、あるいは工学的センスを持った理系科学者として、社会の中核で活躍する人材を育成する。
  • 都市科学部(都市社会共生学科、建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科)
    都市科学とはこれからの都市はどうあるべきか、という重要なテーマに、科学的に取り組む学問である。横浜国立大学では 21世紀に即応した学部を検討するに際し、踏まえるべき社会的背景を 3つ(グローバル化、イノベーション、大都市)に整理した。そのうえで、本学の実績を踏まえ、「リスク共生学」と「都市をフィールドとした教育研究」という本学の強みを活かし、都市を担う人間と支える文化、社会を対象とし、都市社会の構想と設計のために人文社会科学領域を再構成し、都市をかたちづくる建築物および都市基盤施設の計画や設計および運用、維持にかかる課題とともに、これらをとりまくすべての広い意味での自然環境、社会環境を対象に、それらにまつわるリスクとの共生にかかる課題を、科学的に分析して学ぶ本学部を2017年に設置した。

入学定員

2020年度の入学定員を示す。

区分 入学定員
教育学部 学校教育課程 230
小計 230
経済学部 経済学科 238 (15)
経営学部 経営学科 287
理工学部 機械・材料・海洋系学科 185
化学・生命系学科 187
数物・電子情報系学科 287
小計 659
都市科学部 都市社会共生学科 74
建築学科 70 (2)
都市基盤学科 48 (5)
環境リスク共生学科 56
小計 248 (7)
合計 1,662 (22)

学生数|横浜国立大学HPより引用

キャンパス・周辺地域の環境

横浜国立大学のキャンパスは常盤台キャンパスのみである。おしゃれな港町、横浜にある。

元々ゴルフ場だったところがキャンパスになっているため広く、東京ディズニーランドと同じくらいある。また、自然も豊かである。図書館はガラス張りになっており、またきれいである。大学としては世界最大規模の実験水槽がある。

アクセス:相鉄 羽沢横浜国大駅より徒歩15分

横浜市営地下鉄ブルーライン 三ッ沢上町駅より徒歩16分

相鉄 和田町駅より徒歩20分

横浜市営バス・相鉄バス・神奈川中央交通 岡沢町停留所より徒歩5分

学科・専攻

  • 学校教育課程(人間形成コース、教科教育コース、特別支援教育コース)
    すべての学生は小学校教諭一種免許状取得が求められる。さらに、教科教育コースでは中学校教諭一種免許状の取得が、特別支援教育コースでは特別支援学校教諭一種免許状の取得が必須である。入学後さまざまな領域の内容に触れながら専門とする領域を選択し、選択後は専門領域に分かれて少人数の環境で学び、高度な専門性を身につけることができる。それぞれのコースには以下のような専門領域がある。

    • 人間形成コース・・・教育基礎、心理発達、日本語教育
    • 教科教育コース・・・国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭科、英語
    • 特別支援教育コース・・・特別支援教育
  • 経済学科(グローバル経済分野、現代日本経済分野、金融貿易分析分野、経済数量分析分野、法と経済社会分野)

    • グローバル経済分野・・・世界の多様な経済・社会・制度の特徴を学び、各国・各地域間がどのような相互依存関係にあるかを学修する。
    • 現代日本経済分野・・・日本経済を取り巻く経済社会問題を学び、論理的かつ政策的な寒天から分析する手法を修得する。
    • 金融貿易分析分野・・・日本と世界の経済関係を金融と貿易の視点から学び、金融や企業のグローバル化等の現代の課題を学修する。
    • 経済数量分析分野・・・数理統計や計量経済学を学び、日本経済が直面する政策課題を統計的・数量的に分析する能力を修得する。
    • 法と経済社会分野・・・経済に密接に関係する法律科目(経済法、労働法、商法など)を体系的に学修する。
  • 経営学科
    経営学の3つの領域であるマネジメント分野、アカウンティング分野、マネジメント・サイエンス分野を基礎から段階的、分野横断的に学び、それらをグローバルビジネス分野でグローバルな視点から総括する。

    • マネジメント分野・・・企業をはじめとする組織の運営、経営戦略の立案、人的資源の管理、経営を取り巻く環境の分析といった企業経営全般について学ぶ。
    • アカウンティング分野・・・企業をはじめとする組織の経営活動を、貨幣額で識別し、測定し、伝達するツール、万国共通のビジネスの言語と呼ばれる会計を幅広く学ぶ。
    • マネジメント・サイエンス分野・・・企業をはじめとする組織を、数理的、計量的な手法を用いて分析し、合理的な意思決定を支援するための考え方や具体的なツールを学ぶ。
    • グローバルビジネス分野・・・グローバル化が進展する環境の下で、持続的競争優位の確立を目指す企業経営の在り方と、その背後にある革新的な仕組みを実践的・体系的に学ぶ。
  • 機械・材料・海洋系学科(機械工学教育プログラム、材料工学教育プログラム、海洋空間のシステムデザイン教育プログラム)

    • 機械工学教育プログラム・・・機械工学は、機械ならびに機械システムを対象とする工学分野の一つである。この教育プログラムでは、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学、自動制御といった基盤療育の教育を重視しており、機械工学の基礎を体系的に教育し、多様な分野で活躍できる資質を備えた人材を養成する。
    • 材料工学教育プログラム・・・材料工学は、物理や化学の基礎化学を応用してものづくりを達成するための工学分野の一つである。金属、セラミック、半導体とその周辺材料を対象に材料に関する基本的・体系的な教育を実施し、機能・構造材料の開発・設計に寄与する材料技術者あるいは研究者を養成する。
    • 海洋空間のシステムデザイン教育プログラム・・・「海洋空間」は深海から宇宙に至る空間、「システム」は船舶・海洋構造物・航空機・人工衛星等のモノと使い方も含めた”まとまり”を意味する。船舶海洋工学および航空宇宙工学を基盤とし、「海洋空間」で活躍する「システム」の計画・設計・運航を通して人や物質のよりよい流れを作る技術者を養成する。
  • 化学・生命系学科(化学教育プログラム、化学応用教育プログラム、バイオ教育プログラム)

    • 化学教育プログラム・・・化学の基本知識を十分に備え、あらゆる自然科学の知識を活用して物質の世界の心理を原子や分子レベルから探求する研究者、および最先端化学とその活用を考える技術者を育成する。
    • 化学応用教育プログラム・・・化学の基本知識を応用し、物理を活用して、高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出といった未来社会への課題解決に貢献できる技術者・研究者を育成する。
    • バイオ教育プログラム・・・生物学、化学、物理学を基礎とする現代生物学の方法を通して生命を理解し、その成果を食料問題や生命・医療などの地球規模の緊急課題の解決に応用できる技術者・研究者を育成する。
  • 数物・電子情報系学科(数理科学教育プログラム、数理工学教育プログラム、電子情報システム教育プログラム、情報工学教育プログラム)

    • 数理科学教育プログラム・・・現代数学をベースに諸科学の基礎となる数理的原理や構造を理解し、数理科学を体系的に学ぶとともに、情報科学における基礎理論や数理物理学、コンピュータグラフィックス、コンピュータシミレーション、画像・音声情報処理などへの応用や情報メディアの活用について広く学ぶ。そして、現代数学の手法を修得し、人間の認知の仕組みを踏まえた上で諸問題における根本的な原理に目を向け、論理的判断力と数理的処理を的確に行える人材を養成する。
    • 数理工学教育プログラム・・・物理工学は物理を学び、人類の夢を実現する新しい技術を創り出すことを目指す学問分野です。物理学の基礎となる力学や電磁気学に加え、量子力学や統計力学などを体系的に学ぶ。高学年では、宇宙・素粒子・物性論・非線形現象などに関する新たな学問体系を目指した理学系科目と、ナノ科学・フォトニクスや超伝導・磁性などの新材料開発や極限計測などにつながる工学系科目を選択できる。講義・演習・実験を通じて、物理学的観点から科学・技術を理解し、新たな理工学を創出する人材を養成する。
    • 電子情報システム教育プログラム・・・電気回路、電磁気、エレクトロニクス、通信、情報に関わる基礎分野から、電気エネルギー、制御とシステム、電子デバイス、集積エレクトロニクス、電子回路、通信伝送システム、情報通信、高度な計算機・情報システムといったハードウエアに関する応用分野、およびこれらを動かすソフトウエアまで、電気、電子、通信、情報の幅広い分野を総合的に学ぶ。様々な技術革新に対応できる柔軟な発想と能力を備え、社会の中で電子情報工学分野を担って活躍できる人材を養成する。
    • 情報工学教育プログラム・・・ソフトウエアとプログラミング言語、データベース、画像・言語・音声・マルチメディア情報処理、言語理論、人工知能、認知科学、コンピュータネットワーク、セキュリティ、ソフトウエアシステムの設計と管理など情報に関するソフトウエア・方法論について、講義・演習・実験を通して、基礎理論と実践的な応用を学びます。情報工学、計算機科学、ソフトウエアシステムをベースにした教育により、社会・産業の基盤となる情報技術の基礎、応用、深化、革新を主導する総合能力を持った人材を養成します。
  • 都市社会共生学科
    人文社会科学を中心に新しい共生の知と行動の可能性を学び、理工学とも連携しながら、世界に開かれた魅力的な都市の社会・文化を創出するため、国内外で持続的に活躍できる人間を育てる。カリキュラムは社会分析(社会学・政治学・歴史学など)、海外研究(地域研究・文化人類学・社会開発学など)、社会文化批評(現代思想・文芸学・メディア論など)、文化創成(美学・芸術学・ポピュラー文化論など)の四領域を軸に構成され、グローバル・ローカルにわたる幅広い知的構想・実践を展開している。
  • 建築学科
    前身となる横浜高等工業学校建築学科が創立された 1925年以来、演習を重視した建築家・実務家教育により、世界的な評価を受ける人材を輩出してきた。その伝統を受け継ぎ、建築学の最先端の専門知識に加えて、社会を俯瞰する視点を身につけ、人文社会科学の視点から工学まで文理にまたがる幅広い知を育み、建築と都市を総合的に理解する能力を育成するための主体的・創造的な学びの場を提供する。国内最高水準の質を誇る設計教育体制をはじめ、構造性能や建築環境を体感できる実験施設も充実している。
  • 都市基盤学科
    土木工学を軸として、人々の暮らしに欠かせない都市の基盤施設(インフラストラクチャー)に関わる技術やデザイン、政策決定、マネジメントなどを学ぶ。そして地域から地球規模に至る様々なスケールにおいて都市が将来に直面する自然災害や環境問題などを捉え、都市科学部の文理にわたる視点を踏まえて都市基盤の総合的視野から解決策を提示することができるエンジニアやプランナーを育成する。
  • 環境リスク共生学科
    自然環境および社会環境のリスクに関わる基本原理を理解し、文理融合の総合的な知識により、豊かさと表裏一体で生じる多様なリスクのバランスをマネジメントするリスク共生社会実現の知を育む。異分野との横断的な連携、社会と対話できる素養を持ちながら、自然環境、社会環境を対象にリスクとの共生を実践し、都市の持続的発展に貢献できる実践力を有する人材を育成する。

特徴・資格

それぞれの学部で取得可能な資格について紹介する。

  • 教育学部
学科・課程 免許
学校教育課程 小学校教諭1種免許状

中学校教諭1種/2種免許状(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語)

高等学校教諭1種免許状 (国語、書道、地理歴史、公民、数学、理科、音楽、美術、保健体育、工業、家庭、英語)

特別支援学校教諭1種免許状(聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者、病弱者)

取得可能な資格|横浜国立大学HPより引用

  • 理工学部
学科・課程 免許 資格
機械・材料・海洋系学科 中学校教諭1種免許状(数学、理科)

高等学校教諭1種免許状 (数学、理科)

化学・生命系学科 中学校教諭1種免許状(理科)

高等学校教諭1種免許状 (理科、工業(*))

甲種危険物取扱者(受験資格)

<化学EP及び化学応用EP>

数物・電子情報系学科 中学校教諭1種免許状(数学、理科)

高等学校教諭1種免許状 (数学、理科、情報)

電気主任技術者

<電子情報システムEP>

取得可能な資格(学部別)|横浜国立大学HPより引用

  • 都市科学部
学科・課程 免許 資格
都市社会共生学科 社会調査士
建築学科 一級・二級建築士受験資格

※一級建築士は所定の実務経験が必要

都市基盤学科 測量士補

技術士補(JABEE認定課程による)

環境リスク共生学科 中学校教諭一種免許状(理科)

高等学校教諭一種免許状(理科)

取得可能な資格(学部別)|横浜国立大学HPより引用

名物行事や教授・講義など

横浜国立大学の学園祭や授業について紹介する。

⑴清陵祭、常盤祭

横浜国立大学の学園祭である。清陵祭は毎年5月中旬に行われ、常盤祭は毎年11月上旬に行われる。清陵祭は新入生を歓迎するための祭である。

⑵建築史演習

都市科学部の授業である。2年次に国宝建造物が集中する近畿地方の歴史的建造物を古代~近代にわたって幅広く見学し、現地において実物に触れながら講義を受けることができる。

日本建築のもつ意匠・構造面特徴とその変化を実体験し、自身の感覚の中に直接的かつ印象的に取り込むことができる。

⑶グローバルビジネス実践論

経営学部の授業である。海外ビジネスで活躍した人々による、ビジネスの世界の現実、経済の仕組み、企業活動の実態、海外駐在の実際に関する講義である。英語で講義される回も複数ある。

⑷地誌学概論

教育学部の授業。この授業では、東南アジアとオセアニアを例として、人間の生活環境としての自然のとらえ方、人口動態と農業の関係、集落の形態や変化、最近の開発問題などを考える。

地図や写真、統計資料などを見ながら、地域の自然と社会の関係を具体的に理解し、課題を解くことを目標にしている。

⑸課題プロジェクト演習地域経済

経済学部の授業である。この授業では、GISというツールを用いて地域に関する地理情報を解析する方法について、具体的な調査テーマを通じて実践的に学ぶ。

受講生はソフトウェアの使い方、空間データの取扱い方などを習得し、データサイエンスを支える可視化技術を学ぶ。

⑹ディジタル回路論

理工学部の授業である。ディジタル信号・回路の基本的な扱い方から始めて、ディジタルオーディオや、ディジタル画像・映像技術へのおうようについて解説する。

普段使っているスマホなどの機械が実際その中でどのような処理をしているのかを学ぶことができる。

入試情報

入試種別

横浜国立大学の入試形式には以下のものがある。

  • 一般入試(前期・後期)
  • 総合型選抜
  • 学校推薦型選抜
  • 帰国生徒入試及び外国学校出身者入試
  • 社会人入試
  • 編入学試験
  • 私費外国人留学生入試

受験日程/科目/難易度/平均点

令和3年度一般入試の受験日程・受験科目について紹介する。

⑴受験日程

出願期間:1月25日(月)~2月3日(水)必着(郵送受付)

締切日を過ぎて令和3年2月4日(木)正午までに到着した出願書類のうち、令和3年2月2日(火)までの発信局消印のある書類速達郵便に限り受理される。

第1段階選抜の結果発表(予定):前期日程 2月10日(水)(経済学部、経営学部)

後期日程 2月10日(水)(経済学部、経営学部)

個別学力検査等実施日:前期日程 2月25日(木)後期日程 3月12日(金)

合格者発表:前期日程 3月7日(日)12時ころ 後期日程 3月21日(日)12時ころ

入学手続期間:前期日程 3月8日(月)~3月15日(月)必着(郵送受付)

後期日程 3月22日(月)~3月27日(土)必着(郵送受付)

⑵受験科目

注.令和2年度の受験科目を示すため、センター試験表記になっている。

  • 教育学部
    センター試験:国語、地歴公民から1または2科目、地歴公民が1科目のときは理科2科目または理科1科目と理科基礎2科目、地歴公民が2科目のときは理科1科目または理科基礎2科目、数学1・A、その他数学から1科目、外国語
    個別学力検査:面接試験と小論文
  • 経済学部
    センター試験:国語、地歴公民から2科目、数学1・A、その他数学から1科目、理科基礎から2科目または理科から2科目、外国語
    個別学力検査:数学、外国語(後期はどちらかを出願時に選択)
  • 経営学部
    センター試験:国語、地歴公民から1科目、数学1・A、その他数学から1科目、理科基礎2科目または理科1科目、外国語
    個別学力検査:前期 なし 後期 数学、外国語
  • 理工学部
    センター試験:国語、地歴公民から1科目、数学1・A、その他数学から1科目、理科から2 科目、外国語
    個別学力検査:前期 数学、物理、化学、外国語 後期 数学、物理、化学

    化学・生命系学科のバイオEP(前期)のみ物理、化学片方を生物に変更可

  • 都市科学部都市社会共生学科
    センター試験:国語、地歴公民から1または2科目、地歴公民が1科目のときは理科2科目または理科1科目と理科基礎2科目、地歴公民が2科目のときは理科1科目または理科基礎2科目、数学1・A、その他数学から1科目、外国語
    個別学力検査:外国語、小論文
  • 都市社会共生学科建築学科・環境リスク共生学科
    センター試験:国語、地歴公民から1科目、理科から2科目、数学1・A、その他数学から1科目、外国語
    個別学力検査:
    建築学科・・・前期 数学、物理、化学、外国語 後期 数学、物理、化学
    環境リスク共生学科・・・前期 数学、物理・化学・生物・地学から2科目、外国語
    後期 数学、小論文

学費・奨学金

横浜国立大学の学費、奨学金制度について紹介する。

⑴学費

入学料:282,000円

授業料:535,800円(半額を前期、後期で分割払い)

⑵奨学金

日本学生支援機構、地方公共団体・民間育英団体奨学金、横浜国立大学独自の奨学金がある。

それぞれについて紹介する。

  • 日本学生支援機構

給付奨学金と貸与奨学金がある。

募集時期:春学期(4月ごろ)と秋学期(10月ごろ)の原則年2回。

給付(貸与)月額:

*給付奨学金

支援の区分 給付奨学金 給付月額 給付期間 (参考)

入学料及び授業料減免額

自宅通学 自宅外通学
第Ⅰ区分 29,200円(33,300円) 66,700円 原則として、採用の時期から卒業するまでの最短修業期間 全額免除
第Ⅱ区分 19,500円(22,200円) 44,500円 2/3免除
第Ⅲ区分 9,800円(11,100円) 22,300円 1/3免除

※生活保護を受けている生計維持者と同居および児童養護施設等から通学する場合は( )内の金額となります。

奨学金|横浜国立大学HPより引用

*貸与奨学金

奨学金の種類 貸与月額
大学学部奨学生 第一種(無利子) 自宅通学者 20,000円・30,000円・

45,000円(最高月額)

から選択、自宅外通学者 20,000円・30,000円・40,000円・

51,000円(最高月額)

から選択

第二種(有利子) 20,000円・30,000円・40,000円・50,000円・60,000円・70,000円・80,000円・90,000円・100,000円・110,000円・120,000円から選択

奨学金|横浜国立大学HPより引用

  • 地方公共団体および民間育英団体奨学金
    出身地・本籍地の指定があるもの、学年の指定があるもの、学部を指定しているものなどがある。また、給付として支給され返還義務のないものと、貸与であって卒業後変換しなければならないものとがある。詳しくは学内掲示板および学生支援課ウェブサイトで案内される。
  • 横浜国立大学独自の奨学金
    • 横浜国立大学学生修学支援基金YNU大澤奨学金(学内奨学金)  対象者:2年生の日本人学生で、成績優秀かつ経済的理由により修学が困難な者。奨学金の額:給付50,000円/月額
    • 横浜国立大学学生修学支援基金YNU竹井准子記念奨学金(学内奨学金)対象者:1年生の日本人女子学生で、母子父子家庭または両親のいない家庭の者で、成績優秀かつ経済的理由により修学が困難な者。

      奨学金の額:50,000円/月額

    • 横浜国立大学学生修学支援基金新入生スタートアップ支援金対象者:1年生の日本人学生で、成績優秀かつ経済的理由により修学が困難な者(当面の間、世帯収入が271万円未満(税込み)の世帯の者)。

      奨学金の額:給付150,000円/1回

学生寮

横浜国立大学には峯沢国際交流会館、大岡インターナショナルレジデンス、常盤台インターナショナルレジデンス、留学生会館がある。それぞれについて紹介する。

  • 峯沢国際交流会館
    キャンパス至近(徒歩5分)の自然環境に恵まれた敷地に、日本人学生と外国人留学生が日常生活を共にする混住方式の学生寮、峰沢国際交流会館がある。男子居住棟と女子居住棟及び共用棟で構成され、共用棟には、交流室・男子及び女子の洗濯室・トイレ・会議室がある。

    居室:単身個室(12㎡)
    部屋数:332室
    入居定員:日本人学生222名、外国人留学生110名

    居室の設備:ベッド、ロッカー、片袖机、回転イス、デスクライト、ブラインド、ユニット型洗面、トイレ(換気装置完備)、エアコン、電気設備(各部屋ともブレーカー容量は20A)、テレビ共聴アンテナ端子、呼び出しチャイム、LANインターネット完備、電話回線

    共通設備:入浴施設(フロアーごとに1室4台のユニットシャワー)、補食室(各フロアーごとに1室、流し台、ガスコンロ、食器棚、ガス瞬間湯沸器、冷蔵庫設備)、郵便受けコーナー(居住棟入口に入居者全員の郵便ポスト設置)、洗濯室(共用棟1階男女別)

    最寄駅:横浜市営地下鉄 三ッ沢上町駅 徒歩20分
    相模鉄道 和田町駅 徒歩25分
    JR横浜駅より横浜市営バス 岡沢町下車 徒歩10分
    JR横浜駅より横浜市営・相鉄バス 国大中央下車 徒歩5分(平日のみ運行)
    JR横浜駅より相鉄バス 三ッ沢池下車 徒歩5分

    経費:寄宿料 5700円(月額) 共益費:4840円(月額)
    *その他生活のために使用する電気・水道代等が必要

  • 大岡インターナショナルレジデンス
    入居者同士の国際交流の活性化をテーマとした、学生・研究者及び職員のための異文化共生ハウスである。

    居室:単身個室(1R 12.5㎡)
    部屋数:311戸(学生用279戸、研究者用12戸、教職員用20戸)

    居室の設備:家具(ベッド、デスクなど)、家電(エアコン、冷蔵庫、デスクスタンド、室内照明器具)
    共通設備:エレベーター、オートロック、1階コンビニ、多目的共有ラウンジ

    その他:管理人常駐(日本語、英語対応)、テレビ、DVD、その他生活用品のレンタル可能

    最寄駅:横浜市営地下鉄 弘明寺駅 1番出口より徒歩3分

    経費:賃料 33,000円 共益費 10,000円(水道・インターネット料金を含む)
    入居一時金 50,000円(税別) 電気代 個別契約

  • 常盤台インターナショナルレジデンス
    2019年3月末にオープンした、日本人学生と留学生の共同生活による多様な文化体験や交流促進を目標とした新しいタイプの学生寮である。シェアユニットタイプでは、国籍、学年・学部の異なる8人で1つのユニットを形成し、リビングうやキッチンを共有するシェアハウス型の住まいで共同生活を送る。

    居室:学生用シェアユニットタイプ112戸(1ユニット8戸×14ユニット)
    学生用プライベートタイプ166戸
    研究者用23戸
    バリアフリー室2戸
    部屋数:303戸

    建物設備:日勤管理人(日本語、英語対応)、管理事務所365日営業、オートロック、防犯カメラ、エレベーター、宅配ボックス、駐輪場(無料)、バイク置場(有料)、1Fラウンジ、コインランドリー、自動販売機

    シェアユニットタイプ設備(共有する設備・備品):キッチン(IHクッキングヒーター)、 リビング、トイレ(ウォシュレット付)、シャワー(浴槽なし)、脱衣所、洗面台、エアコン、下駄箱、食器棚、TV、 ダイニング テーブル、チェア、本棚、 炊飯器、電子レンジ、電気ケトル、 掃除機、調理器具(鍋、フライパン、 包丁等)

    シェアユニットタイプ設備(プライベートスペースの設備・備品):エアコン、クローゼット、室内物干し器具、デスク、チェア、ベッド(マットレス付)、デスクライト、冷蔵庫

    プライベートタイプ設備:ミニキッチン(IHクッキングヒーター)、 トイレ(ウォシュレット付)、 シャワー(浴槽なし)、下駄箱、 クローゼット、インターホン、 洗濯機置き場(洗濯機なし)、エアコン、 室内物干し器具、デスク、チェア、 ベッド(マットレス付)、デスクライト、冷蔵庫

    経費(ユニットタイプ):賃料 32,500円 共益費 6,000円 水道光熱費 12,000
    入居一時金 50,000円(税別)
    *水道光熱費は電気・ガス・水道・インターネット料金を含む

    経費(プライベートタイプ):賃料 43,500円 共益費 6,000円 水道光熱費:12,000円
    入居一時金 50,000円(税別

    最寄駅:相鉄線 和田町駅 徒歩15分

  • 留学生会館
    1981年に開館した外国人留学生のための宿舎である。大学への通学には45分ほどかかるが、最寄駅や商店街に近く、横浜の中心にもアクセスしやすい立地である。

    居室:単身用128室、夫婦用10室、家族用10室
    部屋数:148室

    居室の設備:ベッド、机、デスクライト、イス、洋服タンス、台所、ユニットバス、トイレ、エアコン、LANインターネット完備

    共通設備:談話室、会議室、和室、学習室、図書室、洗濯室(コイン式)、飲み物自販機コーナー、公衆電話(国内電話1台、国際電話1台)

    経費:下図参照

部屋の種類 寄宿料 共益費 部屋の広さ
単身室 \5,900 \8,900 16㎡
夫婦室 \9,500 \14,000 33㎡
家族室 \11,900 \15,400 42㎡

留学生会館|横浜国立大学HPより引用

進路実績

進学・就職実績

平成30年度の各学部卒業生の進学・就職実績を紹介する。

  • 教育人間科学部
    卒業生のうち進学した者は7.6%だけで多くは就職する。全体の半分が民間企業に就職し、教育人間科学部ということで教員になる人が全体の1/4を占めるのが特徴だ。
  • 経済学部
    進学した者はわずか数名で、全体の8割以上が民間企業に就職する。公務員も1割弱いる。分野としては情報通信業、金融業、保険業が多い。
  • 経営学部
    経済学部同様、進学する者は数名で、全体の9割近くが民間企業に就職する。公務員は3.5%。こちらも分野としては情報通信業、金融業、保険業が多い。
  • 理工学部
    理系学部なので、進学する者が多く、全体の3/4が進学する。就職する者もほとんど民間企業で公務員はわずかである。就職先としては、情報通信業、製造業が多い。

    *都市科学部は2017年に設立されたため、平成30年度の卒業生はいない。

大学院・研究機関の概要

横浜国立大学の大学院にある研究科・専攻、附属研究機関について紹介する。

⑴大学院

  • 教育学研究科(教育実践専攻、高度教職実践専攻)
  • 国際社会科学府(経済学専攻、経営学専攻、国際経済法学専攻)
  • 国際社会科学研究院(国際社会科学部門)
  • 理工学府(機械・材料・海洋系工学専攻、化学・生命系理工学専攻、数物・電子情報系理工学専攻)
  • 工学研究院(機能の創成部門、システムの創成部門、知的構造の創成部門)
  • 環境情報学府(人工環境専、自然環境専攻、情報環境専攻)
  • 環境情報研究員(自然環境と情報部門、人工環境と情報部門、社会環境と情報部門)
  • 都市イノベーション学府(建築都市文化専攻、都市地域社会専攻、都市イノベーション専攻)
  • 都市イノベーション研究院(都市イノベーション研究部門)
  • 連合学校教育学研究科(学校教育学専攻)

⑵研究機関

  • 附属教育デザインセンター
  • 附属高度理科教員養成センター
  • 附属アジア経済社会研究センター
  • 附属臨海環境センター
  • 先端科学高等研究院

大学の雰囲気/メリット/体験談

おしゃれな港町として有名な横浜からバスでわずか20分という立地にもかかわらず、キャンパスは緑ゆたかで落ち着いた学生生活を過ごすことができます。

学部が5学部で、1学年あたり1600人ほどで総合大学としてはそれほど規模が大きくなく、少人数教育が徹底されている。卒業論文を書く時のゼミは1学年平均7名で行う。国立大学ということもあり派手な学生は少なく真面目な学生が多い。

特色としては学科間の壁の低さがある。他学科の講義をほとんど自由に履修することができる。また、ゼミも学科を超えて登録することができる。

また、キャリア教育が充実しているのも特徴だ。経済学ではキャリア教育の入門や倫理教育などを行う「キャリア形成論」を配置し、社会での実践的教育として、野村證券との連携による、野村證券・野村総合研究所などの企業内の実務家・エコノミスト等による証券市場に関しての講義、コマツとの連携による、国際協力機構(JICA)、JICA帰国専門家連絡会かながわ、コマツなどの専門家による国際協力に関しての講義、富丘会(同窓会)による社会経験者の講義を開講している。

また、インターンシップも充実している。毎年、神奈川や東京の民間企業や地方自治体において、インターンシップを行っている。インターンシップによって、大学在学中に実社会に接することで、就職機会の開拓ということだけでなく、そのあとの大学における勉強にも大きな刺激になる。

参考文献

横浜国立大学|みんなの大学情報2020/6/7

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