私立大学の中でも名高い「早稲田大学」!その偏差値や入試情報などまとめ

大学

 早稲田大学は慶應義塾大学と合わせて私学の雄と呼ばれ、入学難易度、歴史、研究室等の設備などすべての面において、私立大学のトップクラスのレベルの高さを誇る。
看板学部とされる政治経済学部からは、多くの政治家や官僚が輩出され、このことは早稲田大学のレベルの高さを示す好例となっている。またラグビーや野球といった部活が盛んであり、現在北海道日本ハムファイターズでピッチャーとして活躍する斎藤佑樹投手も早稲田大学野球部出身である。入試の難易度が高いこともあり、一般入試で入学しようとするならば、入念な下準備が必要なのは間違いないが、それをするだけ価値のある大学であることは確かである。以下の文章で読者が早稲田大学について具体的なイメージを膨らませられることを願っている。

大学概要

早稲田大学の沿革、理念

早稲田大学は、1882 年(明治15 年)10 月21 日に大隈重信によって創設された東京専門学校を前身としており、専門学校から大学への昇格を機に1902 年、早稲田大学と改称した。 大学の理念としては大隈重信が創立30 周年記念祝典において、宣言した“学問の独立”“学問の活用”“模範国民の造就”の3つがある。1つ目の“学問の独立”は「自主独立の精神をもつ近代的国民の養成を理想として、権力や時勢に左右されない、科学的な教育・研究」を意味し、2つ目の“学問の活用”は「近代国家を目指す日本にとって、学問は現実に活かしうるものである」という考えを表している。最後の“模範国民の造就”は「グローバリゼーションが進展する現代、豊かな人間性をもった“地球市民の育成”と言い換えることができる」というものである。

著名な業績・有名人

数多くのスポーツ選手や芸能人に加えて、村上春樹などの小説家や野田佳彦福田康夫といった内閣総理大臣も含む多くの政治家を輩出しており、様々な方面にわたって早稲田大学出身者が活躍している。

学部・学科

学部・学科について

現在、早稲田大学には政治経済学部、法学部、文化構想学部、文学部、教育学部、商学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、社会科学部、人間科学部、スポーツ科学部、国際教養学部の13の学部があり、それぞれ高い水準での教育がなされている。

入学定員

  • 政治経済学部
    • 政治学科300、経済学科400、国際政治経済学科200の計900 人
  • 法学部…740人
  • 文化構想学部…860人
  • 文学部…660人
  • 教育学部
    • 教育学科210、国語国文学科135、英語英文学科135、社会学科255、理学学科80、数学学科75、総合文化学科70の計960人
  • 商学部…900人
  • 基幹理工学部
    • 数学学科55、応用数理学科65、情報理工学科90、情報通信学科90、機械科学・航空学科150、電子物理システム学科85、表現工学科60の計595人
  • 創造理工学部
    • 建築学科160、総合機械工学科160、経営システム工学科120、社会環境工学科90、環境資源工学科65の計595人
  • 先進理工学部
    • 物理学科50、応用物理学科90、化学・生命化学学科60、応用科学135、生命医科学学科60、電気・情報生命工学科145の計540人
  • 社会科学部…630人
  • 人間科学部
    • 人間環境化学学科200、健康福祉科学学科200、人間情報科学学部160の計560 人
  • スポーツ科学部…400人
  • 国際教養学部…600人

キャンパス、周辺地域の環境

早稲田大学は学部生通うキャンパスとしては4つキャンパスがある。以下それぞれについて紹介していく。

早稲田キャンパス

早稲田キャンパスはその名の通り、早稲田大学のメインキャンパスである。政治経済学部、法学部、教養学部、商学部、社会科学部、国際教養学部が拠点としており、多くの早稲田生がここに通うことになる。距離的には早稲田駅の方が近いのだが、お店や遊べる場所が高田馬場のほうが多いので、多くの早稲田生は高田馬場駅周辺で遊ぶことが多い。

交通アクセス:

  • 東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩5分
  •  JR山手線 高田馬場駅より徒歩20 分
  • 西武新宿線 高田馬場駅より徒歩20分
  • 東京メトロ副都心線 西早稲田駅より徒歩17分

戸山キャンパス

このキャンパスには、文化構想学部、文学部がある。早稲田駅をはさんで早稲田キャンパスの反対側にあるため、やはり遊ぶ場所としては高田馬場駅周辺が選択されることが多い。

交通アクセス:

  • 東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩3分
  • JR山手線 高田馬場駅より徒歩20 分
  • 西武新宿線 高田馬場駅より徒歩20分
  • 東京メトロ副都心線 西早稲田駅より徒歩12分

西早稲田キャンパス

早稲田キャンパス、戸山キャンパスと並ぶ早稲田大学の都心部のキャンパスたる西早稲田キャンパスには、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の施設が存在していて、理工キャンパスと呼ばれることもある。

交通アクセス:

  • 東京メトロ副都心線 西早稲田駅に直結
  • JR山手線 高田馬場駅より徒歩15 分
  • 西武新宿線 高田馬場駅より徒歩15分
  • 東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩22分

現役早稲田生(政治経済学部国際政経学部と法学部)に聞いた各学部の特徴

ここでは筆者の友人から直接聞いた各学部の特徴について紹介はしていく。どの学部に行こうか悩んでいる人は生の早稲田生の声を参考にしてみて欲しい。※あくまで個人の意見なので、すべての人に当てはまる意見ではないのはご了承ください。

  • 政治経済学部
    • 内部生は政治学科、国際政経学科、経済学科の順に成績の良い学生が多いとされている。内部生を中心にまじめで賢い生徒が多く、学生企業をしている人もちらほら存在する。早稲田の中で授業が大変と言われることもあるが、筆者の友人の個人的な意見ではそこまで辛くはないらしい。ちなみに政治経済学部の建物はきれいなものが多く、通っていてテンションが上がるんだとか。
  • 法学部
    • 法学部の生徒で司法試験を受けるのは全体の2,3 割程度。学部長が日本の法科大学院のトップということもあり、司法試験予備試験を受けるよりも、大学院に進むことが奨励されている。(注:司法試験の受験資格を得るには、予備試験を突破するのと法科大学院を卒業するのとの2 通りの方法がある)近年では、学部4年、大学院2年の計6年かかる過程を、学部の過程を3 年間で終わらせることで、最短5年で学士号と修士号を取得できるプログラムが設立され、優秀な人はこれを利用している。一方で法学部はテストが大変なので、司法試験に集中するために、法曹に進むことを希望している生徒でも政治経済学部を選択する人もいる。授業に関しては、分かりやすい教授と分かりにくい教授がはっきりしているが、大方しっかりとした授業を展開してくれる。
  • 国際教養学部
    • 帰国子女や留学生といったグローバルな人材が集まる。一部の授業を除きほぼ全ての授業が英語で行われる。このためこの学部の生徒はいきなり会話に英語がはいってくることも。1年間の留学義務が存在するが留学制度は整っているので、自分の行きたいところにいける。授業に関しては、内容がそこまで難しい訳ではないので、英語リスニングができる人にとっては楽である。ただレポートは多い。
  • 社会科学部
    • フィールドワークが多いとされるが、実際はそこまで多くもない
  • 教育学部
    • みんなが教職免許を取得するわけではない。学科によってやることが全く違うので、自分の選ぶ学科がなにをするのか調べるのが肝要
  • 文化構想学部
    • オシャレな雰囲気がでているらしく、“新しい学びの形”を追求している点で慶應義塾大学のSFC(湘南藤沢キャンパス)にある総合政策学部や環境情報学部とちょっと似ている。キラキラな大学生が多いらしい。
  • 文学部
    • 同じ戸山キャンパスにある文化構想学部と比べて、華やかな雰囲気は出ていないとか。ドストエフスキーオタクといった変わった人がちらほら存在する一方で、本を読まない文学部の学生もいる。

名物行事

早慶戦

早稲田大学と慶應義塾大学との対校戦である早慶戦は、両校の意地とプライドがぶつかり、多くの学生が熱い応援をしに行く。特に春に行われる早慶戦はサークルの新歓活動で使われるため、入ったばかりの1年生もここで母校愛を高めていく

本庄早稲田100キロハイク

通称“100ハイ”と呼ばれるこの企画は、埼玉県の本庄市から丸二日かけて早稲田の大隈講堂までひたすら歩くという、客観的にみるとよくわからない行事です。しかし毎年1500人の参加者枠が争奪戦になるほど、早稲田大学内では人気の行事になっています。仮装を行う人もいれば、竹馬に乗るといった縛りプレイを行う人もいて、参加者は思い思いにこの行事を楽しんでいる。この行事に参加することによって何かに本気で取り組むという精神が養われるのだそう。

入試情報

入試種類

早稲田大学は様々な入試形態を準備し、多様な人材を募集している。ここでは主な4つの形態を紹介するが、以下は2019 年度早稲田大学入学試験要項をもとに紹介しており、大学入試センター試験の廃止もあり、2020年度以降は大きく変わる可能性がある。

  1.  一般入試
    いわゆる入試としてイメージされやすい入試形態。原則として3科目受験で、教科・科目は学部・学科によって異なる。実施学部は政治経済学部、法学部、文化構想学部、文学部、教育学部、商学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、社会科学部、人間科学部、スポーツ科学部、国際教養学部。
  2. センター利用入試
    大学入試センター試験の成績のみで合否判定する方式(A)、大学入試センター試験の成績と個別試験(一般入試の指定科目・数学・競技歴調査書)の成績の合計で合否判定する方式(B)があります。」4実施学部は(A)が政治経済学部、法学部、文化構想学部、文学部、商学部、社会科学部、人間科学部、スポーツ科学部、国際教養学部。(B)が文化構想学部、文学部、人間科学部、スポーツ科学部となっている。
  3. AO 入試
    主に書類審査・筆記試験・面接などの組み合わせにより合否を先行する。実施学部は政治経済学部、文化構想学部、創造理工学部、先進理工学部、社会科学部、スポーツ科学部、国際教養学部。
  4. 指定校推薦入試
    「学部ごとに指定した高校の学校長からの推薦者について入学を許可する制度」5実施学部は政治経済学部、法学部、文化構想学部、文学部、教育学部、商学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、人間科学部、国際教養学部。

受験日程

昨年の一般入試の日程は、

2月12 日 文化構想学部

13日 国際教養学部

14日 スポーツ科学部

15日 法学部

16日 基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部

17日 文学部

18日 人間科学部

19日 教養学部

20日 政治経済学部

21日 商学部

22日 社会科学部

となっていた。2月25、26日には国立大学の二次試験があるため、国立大学との併願を考えている人は、社会科学部などは日程が近いので注意が必要。

学費

大学に進学するあたり、避けては通れない学費についてここでは紹介していく2020 年度入学するにあたり、必要な入学金(20万円)、一年間の授業料、諸会費を足した 初年度に必要な経費をここでは学費としている。

  • 政治経済学部 :1,220,500 円
  • 法学部:1,170,700 円 
  • 文化構想学部:1,213,000 円
  • 文学部:1,213,000 円
  •   教育学部(文系:英語英米文学科を除く):1,165,620~1,205,620円
  • 教育学部(文系英語英米文学科):1,190,200 円
  • 教育学部(理系):1,660,000~1,740,000円
  • 商学部:1,181,800 円
  • 基幹理工学部:1,709,000 円
  • 創造理工学部:1,729,000~1,745,000 円
  • 先進理工学部:1,749,000 円
  • 社会科学部 :1,177,988円
  • 人間科学部 :1,601,000円
  • スポーツ科学部:1,640,000 円
  • 国際教養学部:1,593,000 円

 大雑把に言うと、入学金を除いた額で文系が約100万円理系が150万円弱になっている。

進路実績

大学に入るのがゴールではない”とよく言われる。大学においてどれほど自分を成長させることができるかは、大学を選ぶ基準として大事になっていく。そこで早稲田大学を卒業した人たちがどのような道へ進んでいくかをここで紹介していく。2017 年の9 月及び2018 年3 月の学部卒業者9363 人の進路状況は以下の通り。

  •  就職者…6846 人(73.1%
  •  進学者…1896 人(20.2%
  •  資格試験等準備者…199人(2.1%
  •  その他…422人(4.5%

学部別にみると、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部といった理系学部卒業者は、3 分の2 以上が大学院へと進学する。また文系では法学部と教育学部がほかの文系学部に比べて大学院へ進学する割合が高い。

就職者の就職先を見てみると、東京都職員といった地方 公務員や国家公務員に政治経済学部や法学部から行く人が多く、富士通やメガバンクと呼ばれる三井友銀行やみずほ銀行などいわゆる大企業と言われる企業に就職する人が多い。

おわりに

早稲田大学は上に書いたように、トップクラスの環境や設備を提供してくれる大学であり、また様々な学部があるため、自分の本当にやりたいことを見つけ自分の能力を向上させてくれる大学である。

学部によって雰囲気は様々であるが、基本的にはまじめで優秀であるも、良い方向でふざけることもできるよい環境であるといえるだろう。加えて学内とインカレを含めて多くのサークルが存在するので、共通の趣味を持った友人と出会い、華々し大学生活をおくることもまたできるだろう。この記事を読んだ人が少しでも早稲田大学について、リアルに感じて頂けたら嬉しく思う。

この記事を書いた人