唯一の国立の外語大「東京外国語大学」!その偏差値や入試情報などまとめ

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 日本に国立大学は86ある中で、外国語大学はたった1つしかありません。それが東京外国語大学、通称外語大です。外国語大学と聞いて何か知っていることはありますか?僕は恥ずかしながら、後期で外語大を受ける予定だったにもかかわらずほとんど何も知りませんでした。個人的な話になりますが高校時代の友人と先輩が通っているという馴染み深い大学でもあり、彼らの体験談も交えながらその魅力を中心について紹介しようと思います。調べながら感じたことは、自分の視野を広げるのに最適な大学だということです。同じ日本人でも男女で考えていることは大きく違いますが、男女仲が良いこの大学で異性と多く接することは大きな経験になるでしょう。そして当然、活発な国際交流が可能だということです。留学に行くのはもちろん、大学内でも日本とは異なった環境で生まれ育った留学生とコミュニケーションを取ることで世界について知るだけでなく日本についても全く新しい側面を発見できるかもしれません。

 

大学概要

東京外国語大学はHP上で自らの目的を「世界の言語と文化一般の研究教 授、国際活動のための高い教養の伝授、言語を通した世界諸地域の理解」と記し、そしてその目標を 「日本を含む世界諸地域の言語・文化・社会に関する教育と研究を通じて,地球社会における共 存・共生に寄与することにある。」 としています。近年では、グローバル化の中で言語のみならず文化や社会に関する教育・研究拠点となり、更に日本語教育の世界的な拠点となることを目指しています。大学としては国内外の様々な大学と連携しているだけでなく、「国連アカデミック・インパクト」にも取り組み、東京オリンピック・パラリンピックとの連携も行っています。

過去には新見南吉などの文学者や山本浩夏目三久桑子真帆など報道・芸能・マスコミ関係者、新渡戸稲造などの外交官、他にも研究者など様々なジャンルの著名人を輩出しました。

学部・学科

学部は元々外国語学部だけでしたが2012年に言語文化学部と国際社会学部に分かれました。どちらも定員は335 人で、言語文化学部は世界各地域27の言語から専攻を選びます。国際社会学部も1・2 年次は専攻言語を学習しますが、3・4年次は習得した地域言語を活かした学習に移ります。どちらの学部でも言語教育は非常に熱心に行われ、卒業までに専攻言語の他に3つの言語の単位を取らなければなりません。(しかし必ずしも英語を取る必要はありません!7割の人は英語を選ぶらしいですが)この2つの学部は関わりが強く、語科が同じなら取る授業もかぶってきます。授業的な違いとしては、後にゼミに発展し、卒論へとつながる導入科目という講義の授業の違いくらいだそうです。

その他に、2019年には国際社会学部から独立して国際日本学部が新設されました。定員は75人。国際的な視点からの日本について学生と共学の環境で、言語は日本語と英語を用いて学びます。こちらは英語の授業が週5回あるなど独自性があり、他の2学部との関わりもそこまでないと聞きました。

キャンパスは府中キャンパス本郷サテライトがあります。府中キャンパスはいわゆる本キャンパスにあたり、全学部など大学のほとんどの機能が集まっています。最寄り駅は西武多摩線の多磨駅で徒歩5分です。また京王線の飛田給駅からは徒歩20分ですが、こちらはバスを使う人が多いようです。周囲にはカレー屋や中華料理屋などがありますが落ち着いた雰囲気で、学生が遊ぶときは吉祥寺に行くそうです。

大学や学科の特徴としてはやはり豊富な専攻言語にあるでしょう。スペイン 語や中国語などはもちろん、チェコ語やポーランド語、更にはラオス語やベンガル語、ウルドゥー語などの珍しい言語を学ぶこともできます。ラオス語やベンガル語を専攻できるのは日本中でもここだけです。

留学制度も充実しています。大学HP によれば、学生の約半分が卒業までに留学するそうです。大学のプログラムとしての派遣留学(交換留学)がある他、2 週間ほどの短期留学から1 年に至るものまで、様々な留学の情報が大学から与えられます。国や大学も様々用意されており、単位がもらえるものもあるため海外で学びたいことがある学生にとって恵まれた環境と言えるでしょう。

外国語大ならではの行事も特徴的です。11月に5日間にわたって開催される「外語祭」には約43000 人ものお客さんが訪れ、国際色豊かな企画が魅力です。世界各地、30の国と地域の料理が楽しめる料理店や、計27の言語で演じられる語劇、模擬店やダンスなど様々な催しを楽しめ、その人気ぶりは学園祭グランプリで何度もMVPを取るほどです。

入試情報

入試は一般推薦の2種類があります。推薦はすべての学部であり、提出書 類・小論文・面接によって評価されます。提出書類には英語の資格・検定試験の成績が含まれ、高度なレベルに達していることが必要です。一般入試は前期日程で全学部の試験が、後期日程で国際社会学部の試験が行われます。いずれの場合もセンター試験にプラスして、前期日程は外国語と地歴の試験、後期日程は外国語の試験を受けます。前期日程は難易度がそこまで高いわけではありませんが、志望言語によって差はあるものの合格最低点は大体75%と低くなく、更に地歴などはやや特殊な形式で出題されます。HPで解答例や採点基準を公開しているので確認・対策すると良いでしょう。後期日程は募集人数が少なく倍率も高いのでセンター試験の点数も重要になってきます。また、この2つの方式以外にも帰国子女向けの推薦入試もあります。

学費・奨学金制度

他の国立大学と同様、学費は年間53万円です。奨学金については、日本学生支援機構などのものの他に大学独自の奨学金として人物及び成績等が優れた3年生に対する学資援助があります。また留学に関する奨学金の情報も発信されています。

学生寮

大学として国際交流会館3号館という学生寮を保有しています。国際交流に主眼を置いた寮とあり、外国人留学生も住居可能で積極的なコミュニケーションを推奨しています。キャンパス内にあり通学にも便利でしょう。

進路実績

外務省を始めとした官庁に就職する人や、NHK や東京都庁、その他様々な職種の大手企業に就職する人が多いようです。外大卒業の人は比較的珍しい言語が得意なため海外転勤になるケース(例えばポルトガル語専攻の人が南米転勤になるなど)があるという話も聞きます。

大学院は総合国際研究科が設置され博士前期課程と後期過程があります。「世界言語社会専攻」と「国際日本専攻」の2 つがあり、世界諸地域の言語・文化・社会を巡る研究の、そして日本研究および日本語教育の国際拠点としての使命を担う、としています。研究所はアジア・アフリカ言語文化研究所や留学生日本語教育センターなどが設置されています。

大学の雰囲気やメリット、体験談など

大学の雰囲気の特徴として学生に占める女子の多さが挙げられます。2019年度の入学者では6 割以上が女子でした。そのためか、男女の壁はなく皆が仲良くなるそうです。行動は語科ごとにすることが多いようで、そこまで人数も多くないために仲良くなる機会も多くなります。1年生が語科対抗で行うボート大会は名物行事の一つで、親睦はとても深まるそうです。また前にも書きましたが国際色の豊かさが最大のメリットでしょう。通っている友人曰く「そこら中に外国人がいて何語か分からない言語が聞こえてくる」と言うほどに留学生が多く、国際交流も容易にできます。同様に留学の行きやすさもメリットと言えるでしょう。

参考文献

東京外国語大学 HP
(secURL で確認済み)

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