最低限これだけは!TOEICで高得点を狙う為に必要な条件5つ

資格試験

汎用性が高い資格の代名詞TOEIC

大学入試にも就職試験にも、昇進条件や転職活動にも、もはや無くてはどうにもならない資格となっているTOEIC。

ある程度の慣れも必要になって来るのでいきなり高得点を期待するのは難しいと思いますが、ほぼ毎月実施されていますので、時間に余裕がある時に定期的に受けておき、いざスコアを提示する必要がある時に、その中で最も高いスコアを提示出来るようにしておくのが良いでしょう。

効力を発揮する最低限のスコアの目安

  • 大学入試(高校からの推薦時など) 700点以上
  • 就職試験(日系企業) 600点以上
  • 就職試験(外資系企業)800点以上
  • 昇進条件(日系企業) 650点以上
  • 昇進条件(外資系企業) 850点以上
  • 転職活動(日系企業) 700点以上
  • 転職活動(外資系企業)900点以上

上記はあくまでも最低限あれば効力を発揮する点数であり、もちろんどんな場合でも900点以上あるに越した事はありませんので、基本的にはいつも900点以上を狙うつもりで目標を立て、地道に学習を積み重ねる事が求められるのは言うまでもありません。

高得点を狙う為に必要な条件

現在のスコアにかかわらずどの段階の方にも言える事は、とにかく高得点を狙う為には最低限、以下の条件を満たす必要がある、と言う事です。

1.時間内に最後の問題まで到達する

これは筆者自身が身を以て証明した事なのですが、得点出来る問題を丁寧に確実に解答していき最後の問題をやり残して適当にマークするより、最後の問題まで目を通す事を最優先にして全体を割と雑に手早く解答して行く方が圧倒的に良いスコアが残せる、と言う事です。

もともと几帳面で丁寧な日本人にはこういった雑な作業が苦手な方も多いとは思いますが、そういったタスク処理の仕方も欧米文化、つまり英語力のうち、と割り切って是非身につけて頂きたいスキルです。

雑に、とはいっても、当然の事ながら正答率が高ければ高いほど良いわけですから、次の項目で述べる事を身に着けて、スピード優先で進めて行っても押さえるべきところを押さえて得点を積み重ねて行くに越したことはありません。

あくまでも、スピードと正答率どちらに固執するべきかと言ったらまずはスピードを最優先に、という事です。それが、すぐには変わらない現在の実力の中で最も高得点を取るための鉄則です。

2. 単語の意味は気にせず、品詞を気にする

こちらも、真面目な日本人には「わからない単語があると引っかかって先に進めない」と言う事が多々あると思います。確かに、少し考えれば前後関係から意味が解るかもしれない、そうすれば正解出来るかもしれない、だから諦めるのは勿体ない、と思ってしまう気持ちは痛いほどわかります。

しかし、特にTOEICではどんなに英語がペラペラの人間でも知らない単語は毎回いくつか出て来ますし、現に日本語の新聞を読んでいてもたまに知らない単語が出て来る事はあると思います。

でも日本語なら、他の部分を理解する事で内容が掴めるため、敢えて気にしないのではないでしょうか。是非その「気にしない」をTOEICでも実践して頂きたいのです。

知らない単語はいくら考えてもわからないのです。しかし、品詞だけを確実に見定めていれば、例えば空所補充問題であればその空欄にどの品詞が入るのかさえ判れば、選択肢からその品詞のものを持ってくるだけで意味が解らない単語でも正解が出来るのです。

もちろん、意味がわからないと正解が出せない問題も存在はします。例えば、空欄に入るべき品詞が副詞で、選択肢も全て副詞になっている、といった問題です。この場合は意味で識別するしかありませんから、どうしても意味が解らないと確実に正解が出せません。ただ、こういった問題はごくわずかですから、それ位は当てずっぽうで解答して失点しても問題ありません。それより、品詞で判別して正解を選ぶ技術を身につけましょう

具体的には中学の5文型を、品詞を意識した上でもう一度しっかりと復習する事です。

念のため、以下に一覧を載せておきますのでご参照下さい。

  • 第一文型 S+V (+修飾語)
  • 第二文型 S+V+C (+修飾語)
    • ※S=Cの関係が成り立つもの
  • 第三文型 S+V+O (+修飾語)
  • 第四文型 S+V+O+O (+修飾語)
  • 第五文型 S+V+O+C (+修飾語) 
    • ※O=Cの関係が成り立つもの 
  • S:主語(名詞)
  • V:動詞(be動詞、一般動詞)
  • O:目的語(名詞)
  • C:補語(名詞または形容詞)
  • 修飾語:
    • ①副詞一語
    • ②前置詞+名詞のセット
    • ③不定詞の副詞的用法
    • ※現在分詞、過去分詞は形容詞扱い

3. 問題は全て読まない

TOEICは、英語が話せる人は確実に高得点を取れますが、英語が話せない人でもコツをわきまえれば高得点を取る事が出来る試験です

ではそのコツは、と言うと、短文にしろ長文にしろ正解を選ぶのに不必要な部分は読まない、という事なのです。日本語の新聞記事は隅から隅まで読みませんよね?恐らく見出しと、冒頭部分並びに結論部分、興味があればその部分を拾って読んでいると思います。

TOEICの問題も同様で、中には全てに目を通さないと正解出来ない問題もゼロではありませんが、大半は必要部分だけに目をやれば正解がすぐ見つかる問題です。今解いている問題がどちらなのかは、数をこなせば身体で判るようになって来ますので、その為に沢山問題をこなし、本番も沢山受けるようにしてみて下さい。これが出来れば、1番で述べた時間の短縮にも直結します。

具体的にどうやるか、と言う話ですが、どんなタイプの問題(リスニングも含む)にも共通して言える原則として、まずは「先に設問を読む」事です。空所補充であれば「先に空所と選択肢を確認する」事です。そして、その設問の正解を得る為には何の情報が必要かを見定め、それだけを探しに行くのです。

例えばレストランの営業時間であればそれが書いてあるらしき箇所、例えば空所であれば前後の品詞からその空所に入るべき品詞が何なのか、という事です。

それでも手に入らない情報であれば、まずは諦めて問題番号に印でもつけておき、暫定的にそれらしき解答を選んで塗りつぶし、次の問題に進んでしまいます。

慣れてくると時間が余るようになりますから、その際には問題番号に印をつけたところに戻って来て考える余裕も出来ると思いますが、900点を超えないうちはまず戻る時間はないと思った方が無難です。その為に、暫定的に回答を選んで塗りつぶしておく必要があるわけです。

とにかく、「端から端まで読む時間は誰にもないという事を肝に銘じておいてください。

まずは現在の得点の次の大台を目指す

900点取得するのが良いからと言って、いきなり900点を目指すのは得策ではありません。現在の自分のレベルをまずはしっかり見極めて、そのレベルに合った方法で小さなステップアップを試み、一段階ずつクリアして行くのが最終的には最も早道です。

現在の自分のレベルを見極めるためには、やはりまず一回はTOEICを受験する必要があります。英検のように合格・不合格があるテストではありませんので、点数が低くても気落ちする必要はありません。

余程の長い海外経験でもない限りは、時間的な制約もあり、そうそう一回目から高得点を取れるものではありませんから、安心してください。

それより何より大切なのは、一回目の結果が出てからどのように目標設定していくのか、ということなのです。

では、おおよそのスコア別に、どういった感じで目標設定したら良いのかを以下に書いておきます。

  • 000~200点
    • まずは中学基本単語の暗記と、中一レベルの英文法問題集を一冊終わらせる
  • 200~400点
    • 高校受験レベルの単語・熟語の暗記と、高校受験レベルの英文法問題集を一冊終わらせる
  • 400~600点
    • 大学受験基礎レベルの単語・熟語との暗記と、高校基礎レベルの英文法問題集を一冊ないしは二冊終わらせる
  • 600~800点
    • 大学受験難関レベルの単語・熟語の暗記と、大学受験レベルの英文法問題集を一冊~三冊終わらせる。その後TOEICの公式問題集を何年分かやる
  • 800~900点
    • TOEICの公式問題集やその他のTOEIC対策本をやりつつ、英字新聞を読んだり、CNNを観たり、英語で映画を観たり極力生の英語に触れるようにする

以上は各段階で、最低限こなしておくべきアイテムのご紹介でした。どんな方にとっても、既に通った道の復習的な作業を行うのは億劫に思えるかもしれませんが、しかしこの中のいずれの段階を飛ばしてもそれ以上のスコアを取ることは難しいです。

「いや中学レベルなら多分やらなくても覚えているはずだから高校レベルからの復習でいいや」と思ったとしても、現在のスコアはとても正直に現在のレベルを示します。何度受験してもそこの得点帯から抜け出せない、という事が往々にして起こるのですが、それは上記の「必要アイテム」がマスター出来ていない為に起こっていることなのだ、と堪忍して下さい。

結果的には高い受験料を支払って何度も試験会場まで足を運び、結果スコアが停滞していて伸びない、という状況が何か月、何年と続く事を考えれば、現在のレベルで足りない事を素直に受け入れ、面倒だと思える作業を頑張って乗り越えることで、いとも簡単に次の得点帯に行けるのだ、という事を是非実感して頂きたいのです。

当然、得点帯が上がれば上がるほど、その道は険しくなって行き、こなすべきアイテムも増えて行きます。しかし、その前の段階なくして、先に進む事はないのです。

まとめ

さて、今やどんな年代の方にも求められるようになったTOEICで、最終的に高得点を狙う為に必要な条件について述べて来ましたが、いかがでしたでしょうか?

  • 「先は長いな。」
  • 「そんなに簡単にはいかなそうだな。」
  • 「面倒臭そうだな。」

等、色々と思われるところはあるかと思います。

でも現在、これだけ多くの進学や就職、昇進の際にスコアの提示が求められるようになった、という事は、TOEICのスコアがただ単に英語力のみならず、そのスコアまで辿りついた努力を証明するものとして、また、短時間であれだけの分量の問題をこなす情報処理能力や集中力があることを証明するものとしても、大いに効力を発揮している証拠ではないかと思うのです。

つまり、名目上は英語資格試験ではありますが、その人の「人となり」を示す試験であるとも言えると思うのです。冷静に今の自分を分析し、目標設定をして、それに向かって日々努力を重ね、誰でも簡単に取れる訳ではないスコアを取る。

そうして冒頭で述べた、進学や就職といった人生の大きなイベントでそのスコアが効力を発揮した時、その喜びや達成感に対して自分が行ってきた努力はいかに小さくて簡単なものであったか実感するでしょう。そして、努力をしたかどうかさえ、忘れてしまっている人もいることでしょう。

そうであるならば、今までに述べたたったこれだけの作業で、大きな喜びや人生の成功を手に出来るのだから、自分にも出来ると信じて是非やってみて頂きたいと思います。

Go for it!

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