穏やかな雰囲気の中で学べる「成蹊大学」!その偏差値や入試情報などまとめ

大学

Abstraction

成蹊大学の「」という字の意味が分かりますか?大学名以外でこの字を見たことがない人も多いかもしれません。

この字の訓読みは「こみち」であり、成蹊大学の名は「桃や李の周りには自然と人が集まりそこに蹊ができるように、人徳ある人の周りには自然と人が集まってくる」という意味の司馬遷の言葉「桃李不言下自成蹊」に由来します。

このように、成蹊大学では都会から少し離れた吉祥寺という場で穏やかな雰囲気の中のびのびとした学生生活が営まれ、豊かな人間性と教養を兼ね備えた人物の育成に努めています。

安倍元首相の出身校としても昨今注目を浴びる成蹊大学について今回はまとめていきます。

大学概要

大学を運営する成蹊学園は2012年に創立100周年を迎えました。創立者の人格養成を教育の根幹に据え、現在でもその精神は今も受け継がれています。伝統と歴史ある大学とだけあって、先も述べた安倍首相をはじめとした著名人を多数輩出してきました。

学校の沿革・理念・使命など

成蹊大学の基礎となったのは1906年に中村春二が開いた学生塾「成蹊園」です。その後1912年池袋に開校された成蹊実務学校は1925年に現在のキャンパスがある吉祥寺に移転し、その後旧制7年制成蹊高等学校を経て1949年に成蹊大学が創設されました。当初は政治経済学部のみでしたが、何度かの改組を経て2020年に再び学部の改編が行われ全5学部が置かれることとなります。また成蹊学園として他に成蹊小学校、成蹊中学・高等学校があります。

中村春二は創立にあたり「自発的精神の涵養と個性の発見伸長を目指す真の人間教育」を教育理念として掲げました。この理念を踏まえ、教育目標(人材育成方針)として

広い教養と深い専門知識を備え課題発見と解決に向けて本質を探究する思考力を養成する

多様な文化、環境、状況に対応し、他者と協働できる真のグローバル力を養成する

未知のものに積極的に挑み、生涯学び続けようとする自発性と積極性を養成する

個を具え、自分の考えや意見を的確かつ明瞭に表現、発信する力を養成する

の4つを掲げています[i]

著名な業績や有名人

所在する武蔵野市での地域連携に力を入れており、教育や文化、スポーツ振興に貢献することなどの協定を結んでいます。また、武蔵野地域にある亜細亜大や東京女子大、日本獣医生命科学大、武蔵野大学との交流・教育を促進している他、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と協定を締結し学内で様々な事業・イベントを行っています。

著名な卒業生としては現首相の安倍晋三さんがいます。この他にも国会議員や地方自治体の首長など政界に複数の卒業生を輩出しています。また、直木賞作家を石田衣良さんや井上荒野さんなど4名、芥川賞作家を2名も輩出しているのが特徴です。芸能界では俳優の片桐はいりさんや中井貴一さん、アナウンサーの高島彩さんなどがここ成蹊大学の出身であり、このように非常に多岐にわたる世界でOB・OGが活躍していると言えるでしょう。

学部・学科

2020年度の学部・学科改編により5学部12学科が置かれることになります。1学年の人数(2019年度新入生数)は1700人ほど、大学全体の学生総数は7500人弱で大学としての規模はそれほど多くありません。

そのため吉祥寺のワンキャンパスで少人数教育を基礎としたきめ細かい指導が可能となっているのです。

学部・学科についての概要

学部は経済学部、経営学部、法学部、文学部、理工学部が現在設置されています。2020年4月より経済学部が改編され、経営学部が新設、経済学部にも新たに2学科の設置されました。また、文学部の英語英米文学科は2019年度に英米文学科から名称を変更しました。以下は刷新後の学科の概要です。

  • 経済学部:経済数理学科、現代経済学科
  • 経営学部:総合経営学科
  • 法学部:法律学科、政治学科
  • 文学部:英語英米文学科、日本文学科、国際文化学科、現代社会学科
  • 理工学部:物質生命理工学科、情報科学科、システムデザイン学科

入学定員

2020年度の予定されている定員を記していきます。

  • 経済学部:230人(経済数理学科80人、現代経済学科150人)
  • 経営学部:290人
  • 法学部:440人(法律学科280人、政治学科160人)
  • 文学部:420人(英語英米文学科121人、日本文学科84人、国際文化学科110人、現代社会学科105人)
  • 理工学部:400人(物質生命理工学科125人、情報科学科150人、システムデザイン学科125人)

キャンパス・周辺地域の環境

全ての学部がある吉祥寺キャンパスは、新宿駅・渋谷駅から約20分の吉祥寺駅から徒歩15、バスで5分の場所にあります。

緑豊かなキャンパス内には複数の体育館やグラウンドがあり、更にアーチェリー場や馬場もある恵まれた環境です。吉祥寺周辺には井の頭公園などの自然や映画館・劇場などの娯楽施設、オシャレなカフェやレストラン、商店街や百貨店もあり非常に魅力ある街ですが、大学は少し離れた住宅街の中にあるので静かな環境で勉強に集中できるでしょう。

学科・専攻

ここでは、学科について特徴などを詳しく見ていきます。

経済学部

  • 経済数理学科[ii]:特に数理的側面から、ミクロ経済学とマクロ経済学を系統的に学び、これらを通して経済数理モデルを構築・分析し社会問題解決に応用します。また計量経済学を学ぶ中で膨大なデータを収集・解析する統計的思考力やプログラミング技能を身に付け、これらの合理的思考法によって「世界標準の経済学」を身に付けることができます。
  • 現代経済学科[iii]:近接領域の学問の視座と手法を取り入れながら経済学を学び、複雑な現代の社会問題の原因や解決策を考えます。地域コミュニティ経済領域、グローバル経済領域という2つのプログラムから持続可能性を学び、更に自ら社会問題が起きている現場を体感しデータ収集・分析、考察を行います。

経営学部

  • 総合経営学科[iv]:経営学の基本的領域である「戦略とマーケティング」、「組織と人間」、「ファイナンスと会計」について体系的に学び、3つの選択の比重は学生に応じて自由に変更できます。現在の企業経営に必要な語学力と情報処理能力を身に付けられる科目や、また経営学の理論を補完する実務的科目が豊富に用意されています。

法学部

  • 法律学科[v]:人間社会での利害衝突や価値観の対立を解決するための論理的思考や調整能力であるリーガルマインドの修得が目標です。少人数教育を重視し、将来の多彩な進路に応じて選択の幅が広いカリキュラムが用意され外国人教員など多様な学問的バックボーンを持つ教員の指導により社会の多様化・国際化に対応できる専門知識を身に付けられます。
  • 政治学科[vi]:社会の様々な現象に対応できる社会科学的思考、的確な判断を下せる意思決定能力とそれを実行するための組織運営能力、誰からも信頼される人間性を身に付けます。知識の修得だけでなく少人数ゼミでのプレゼンテーションやディスカッション、ライティングを重視し、総合的なコミュニケーション能力の向上を目指しています。

文学部

  • 英語英米文学科[vii]:2019年に英米文学科から名称を変更しました。英語そのものを学び、英語を通じて英語圏の文化・社会・歴史を知ることが目標です。ネイティブスピーカーによる授業など1年次から「英語漬け」になることで生きた英語を体感し、2年次からの専門科目では少人数ゼミ・卒業論文を通して創造性を養います。
  • 日本文学科[viii]:日本文学と言語としての日本語を理解することで、日本文化、日本語の特性を検証し深い専門知識を習得するのが目標です。少人数教育を中心とし、特にゼミでの専門教育を重視しています。また学部内の他学科の科目を自由に履修できるカリキュラムにより海外の文学・言語との比較研究、学際的なアプローチが可能です。

  • 国際文化学科[ix]:グローバル化の進展と画一化・多様化の進行を的確に理解し、さまざまな課題に柔軟に対処できる人材の育成が目標です。「歴史・地域研究」、「文化人類学」、「国際関係」という学問領域を基軸に、「過去の文化との比較」「他の文化との比較」「国際社会の中での位置づけ」の視点から多面的な学習を行います。さらに実用的な英語力や情報処理能力、コミュニケーション能力の向上にも取り組んでいます。

  • 現代社会学科[x]:社会の事象を社会学とメディア研究を軸に解明することが目標です。そのため専門領域は「社会学系」と「メディア研究系」の二つが用意され、自らの関心に応じ学びます。また文学部他学科の専門科目「併願専門科目」の履修で幅広い教養の獲得と自らの専門分野の総合理解が可能です。教育の中心は少人数のゼミとなっています。

理工学部

  • 物質生命理工学科[xi]:「物質・ナノサイエンス」、「科学・ライフサイエンス」、「環境・エネルギー」の分野を対象に、広い視野と基礎知識をベースに革新的な科学技術の創造を目指します。物理・化学・生物の分野を融合し、様々な境界領域も含め実験なども通して学んでいきます。3年次後期から所属する研究室では実践力や問題解決能力を養い、またプレゼンテーション能力も磨きます。
  • 情報科学科[xii]:「システムソフトウェア・ネットワーク」、「メディア技術」、「情報数理」の3分野の知識・技術をバランスよく身に付け、IT技術の本質を理解し活用できる人材の養成を目指します。2年次以降は「コンピュータ科学コース」と「データ数理コース」に分かれる2コース制が2020年度から導入されます。
  • システムデザイン学科[xiii]:工学的手法に基づく問題解決能力の養成を目指しています。3年次からは「機械システム」、「エレクトロニクス」、「ロボティクス」、「経営システム」の4コースのうち2コースに所属する「マルチコース制」で複合的専門知識を身に付け、また「プロジェクト型科目」では製品企画や設計、性能評価などを行い実践力を養います。

特徴・資格

大学の教育面の3つの柱は「ゼミの成蹊」「プロジェクトの成蹊」「コラボの成蹊」です。

1つ目の「ゼミの成蹊」については、成蹊教育の理想とする「教師と学生は心と心でつながる」に基づき、開学以来行われてきたゼミナール指導教授制を続け両者の間に信頼関係を築いています。

「プロジェクトの成蹊」は自然や現実社会を教材としてとらえフィールドワーク、ボランティア、留学など実体験を通じて本物に触れる教育を重視しています。

最後の「コラボの成蹊」は学校運営の柱である「大家族主義」に基づいています。複雑な現代社会に対応するために教員、職員、学生が相互に協力して融合教育や共同研究などチーム協働を推進しています。

更に、2020年度より導入される「副専攻制度」は、所属学科の専門分野に加えて自分の興味関心、ニーズに応じた副専攻を学ぶことが出来る制度です。歴史文化学副専攻やドイツ語、スペイン語、中国語などの言語文化副専攻、心理学副専攻、化学コミュニケーション副専攻など16種類の副専攻があり多様な専門性を養うことができます。

教員免許については、全学部全学科で中学校・高等学校の教員免許取得のためのカリキュラムが用意されています。英米文学科の場合は英語、日本文学科は国語、物質生命理工学科は理科・工業、情報科学科は数学・情報とそれぞれの学科に応じた科目の免許取得が可能です。

教職課程センターでは免許取得だけでなく実際に教職に就くためのサポートを行っています。中学・高等学校の授業用器具などもあり実習前の準備をすることもできます。

また、全学部で社会福祉主事任用資格の取得が可能な他、文学部生を対象に日本語教員養成課程を、文学部現代社会学科生を対象に社会調査士課程を開いています。

名物行事や教授・講義など

学校行事には、4月に行われる桜祭、11月の欅祭などがあります。

桜祭は卒業生や学生、生徒、保護者、そして武蔵野市の方々がキャンパスに集い桜並木の下で交流・親睦を深める行事です。

学園祭である欅祭は大学の最大の行事でしょう。2019年度で第58回を迎えるこの欅祭は大学のシンボルともいえる欅並木にちなんだネーミングとなっています。昨年度は吉沢亮さん、今年は福原遥さんなど人気俳優を招待したトークショーやフリーマーケット、親子で参加できるイベントやサイエンスイベント、サークルなどの団体による展示、模擬店などが催され、毎年20000人を超えるお客さんが来場します。

他にも、5月に行われる成蹊レガッタ、7月の学内運動競技大会、10月の四大戦など、スポーツを通して他の学生との親睦を深められる行事が用意されています。

成蹊レガッタはゼミやクラブなど約150もの団体が参加し、陸上競技や球技などが行われる学内運動競技大会にはクラブやサークル、クラス、ゼミなどの有志で参加することができます。

四大戦は学習院大学、成城大学、武蔵大学との対抗で行われる運動競技大会です。体育会による正式種目の他に有志で参加できる一般種目や教職員種目があるのが特徴で、他大学の学生との交流の機会にもなるでしょう。

成蹊大学の特徴的な科目・カリキュラムの一つとして、「成蹊教養カリキュラム」があります。ワンキャンパスという強みを活かした文理融合カリキュラムであり、文・理双方の視点から物事を考える力を養うことができます。

具体的な授業には、教員や企業で活躍する卒業生、留学生などを講師に招いて大学で何をどう学ぶかを考える「フレッシャーズ講座」、ドイツ語や中国語など5つの言語の言語圏について文化や歴史的背景を学ぶ「異文化理解」、ICTスキルや知識を学び各種文献の検索方法や表計算・文書作成ソフトの操作能力、インターネットリテラシーなどを修得する「情報基礎」などがあります。

他の一般の授業にも、アメリカ法の関心を持った分野・問題について裁判所の判決を読み込んで論文を執筆する3・4年次ゼミ「アメリカ法研究」(法学部法律学科)、ソクラテスやデカルト、マルクス、福沢諭吉などの古典を読んで当時の問題とどう関係していたか、現代のどんな問題と関係するか考える2年次ゼミ「政治学の古典を読む」(法学部政治学科)、作品を読みながら大戦間期のイギリス社会の階級制度や女性の地位を考察し、映画と原作の相違点を歴史的視点から考える1・2年次ゼミ「『メリー・ポピンズ』を読む」(文学部英語英米文学科)や武蔵野市・三鷹市のテレビ局・ラジオ局の協力の下番組を制作し実際に放送する「メディア・リテラシー演習」(文学部現代社会学科)、通過交通問題など吉祥寺の問題について行政(武蔵野市役所)、地域コミュニティと連携しながら解決を目指すプロジェクト科目の「吉祥寺プロジェクト」(理工学部システムデザイン学科)など多彩な授業・ゼミが用意されています。

入試情報

ここでは入試について簡単に記していきます。一般入試はたくさんの種類が用意されているため、自分の学力・希望・併願などを考慮しながら慎重に選びましょう。

成城大学や武蔵大学などとともに「成成明学獨國武」とも括られますが、その中ではトップクラスの難易度であると言えそうです。

入試種別

入試方式は一般入試(2教科型全学部統一入試(A方式)、3教科型学部個別入試(E方式)、2教科型グローバル教育プログラム統一入試(G方式)、3教科型入試(C方式)、4教科6科目型奨学金付入試(S方式)、5教科型国公立併願アシスト入試(P方式)、5科目型多面評価入試(M方式))とAOマルデス入試、その他帰国生入試や指定校推薦入学などがあります。

一般入試のうちE・A・G方式が独自入試、C・S方式がセンター試験利用入試、P・M方式がセンター・独自併用入試であり、またE方式、G方式、P方式は大学以外に仙台、さいたま、横浜、静岡、福岡で受験が可能です。

受験日程/科目/難易度/平均点など

各入試方式について簡単に記していきます。E方式は2/3に行われ、共通問題2科目の合計点数で判定されます。複数学部にも出願可能です。

A方式は最も募集人数の多い方式で2/10~2/14に行われます。科目は外国語、国語、数学など学科に応じて異なります。

センター試験利用入試のC方式は個別試験が課されず、センター3科目の得点で判定されます。全ての学部・学科を併願可能なのが特徴です。また、他の方式については以下の通りです。

表1 その他の入試方式

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

AOマルデス入試は全ての学部で実施され、9月下旬から10月下旬に出願、11月16日に二次審査が行われます。一次審査は調査書、活動報告書、志望理由書、更に課題レポートなどによる書類審査で、二次試験は分析力などを計る記述試験や発表、討論、面接などによる審査となります。

学科ごとに偏差値を見ていくと法学部法学科が高く、次いで文学部国際文化学科、日本文学科、法学部政治学科などが高い一方、倍率は経済学部が比較的高く人気が集まっているようです。(学部・学科の改編によりこの傾向は変わる可能性があります。)

また方式別に倍率を見るとE方式やC方式が比較的高くなっています。難易度的には学習院大学や成城大学が近いレベルの大学です。センター試験利用C方式の場合80%後半の得点率が必要な学部・学科もあるため入念に対策して臨みましょう。

学費・奨学金制度

学費は理工学部とそれ以外で異なります。2019年度合格者は経済学部、文学部、法学部がおよそ120万円、理工学部がおよそ170万円です。内訳は以下の通りです。

この他に、在学中に成蹊会(卒業生団体)費36,000円の納入が必要となります。

表2 学費について

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

奨学金は大学独自の給付型・貸与型奨学金が多数用意されています。以下は一部の奨学金の詳細です。これらの他にも、給付型の留学奨学金や三菱UFJ信託奨学金財団など財団からの奨学金、日本学生支援機構の奨学金などを受け取ることが可能です。

表3 奨学金制度

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

学生寮

学生寮は成蹊大生専用のものとして学生寮「ドーミー吉祥寺」と国際交流寮「ドーミー井の頭公園」があります。2016年4月にリニューアルオープンした「ドーミー吉祥寺」は大学まで徒歩7分、自転車で3分、JR三鷹駅まで徒歩15分の場所に位置しています。全ての部屋が個室で、共用のラウンジはイベントやテスト勉強に使われるそうです。部屋にキッチンが付いているので自炊をすることもできます。寮費は月額62000円~64000円です。

「ドーミー井の頭公園」は京王井の頭線の井の頭公園駅から徒歩12分の場所にあり大学までも自転車で12分ほどで着きます。家具やインターネットの付いた個室で、留学生との国際交流が可能なグローバルな環境が特徴です。朝晩の食事もつけることが可能で、食事込みの寮費が月額74100円、食事別の寮費が57000円となっています。

進路実績

2018年度卒業生の中で就職希望者のうち就職者の割合を出した就職率は99.3%となっています。

高い就職率の背景にはキャリア教育と就職支援の充実があります。将来の社会の在り方の中で自分の果たす役割を学生自身が真剣に考えることをサポートし、1年次から体系的に構築されたキャリア教育で学生を支援しています。

進学・就職実績

学部ごとに就職した業種を見ていくと、経済学部からは金融業や商業、情報・サービス業が多くなっています。また法学部からは製造業や公務員・教員、文学部からは情報・サービス業や金融業、理工学部からは製造業やソフトウェア業に進む卒業生がそれぞれ多くなっています。

成蹊大学のキャリア教育の特徴には「徹底した個別相談」と「体系化されたキャリア教育」、「独自の人材育成プログラム」があります。同じ相談員が継続して学生に合わせたアドバイスや企業紹介を行っており、1年次から相談が可能、3年次からはエントリーシートや面接対策などの相談をできます。

1年次からの「キャリア教育科目」では自分の今後の人生などを考え、自分自身の業界研修や職種研究を進めていきます。また人材育成プログラム「丸の内ビジネス研究」は多数の企業の協力の下選抜された学生が協働して課題の解決に取り組みます。このプログラムは8か月にも及びインターンシップも含まれます。

2019年度卒業生のうち進学者は120人ほどで、そのうち約100人が大学院進学、その他が学部進学と専門学校・外国の学校等への進学となっています。特に理工学部や法学部で大学院の進学者が多い傾向にあり、専門学校・外国の学校等への進学者は文系学部の学生がほとんどです。

大学院・研究機関の概要

大学院は5つの研究科(経済経営研究科、法学政治学研究科、文学研究科、理工学研究科、法務研究科(法科大学院))が設置されており、博士課程の前期・後期があります。それぞれの研究科に置かれている専攻は以下の通りです。(法科大学院は2017年度から学生募集を停止しています。)

  • 経済経営研究科:経済学専攻、経営学専攻
  • 法学政治学研究科:法律学専攻、政治学専攻
  • 文学研究科:英米文学専攻、日本文学専攻、社会文化論専攻
  • 理工学研究科:理工学専攻(物質生命コース、情報科学コース、システムデザインコース)

博士前期課程の学生数は150人ほどで、そのうち80%以上が理工学専攻の学生です。また後期課程の学生数は例年20人前後となっています。

研究施設はアジア太平洋研究センターと理工学研究所、サステナビリティ教育研究センターがあり、それぞれ最先端の研究を行っています。

大学の雰囲気/メリット/体験談

大学のメリットとして勉強する環境がとても整っていることが挙げられます。文理一緒のワンキャンパスでは自分の学科以外の授業も取ることができ、また他の学部の学生やゼミや部活の先輩・後輩との交流を4年間続けることが可能です。

近代的な建物の図書館には多くのPCがあり、コワーキングスペースは友人とのディスカッションに使うことができます。またDVDの貸し出しも行っているため語学学習やちょっとした時間つぶしもできるでしょう。

更に綺麗なキャンパスの建物の机にはコンセントが設置されているためパソコンの充電などに使えること学年が進むにつれて少人数制の授業が増えるため親身な指導を受けられることも特長です。

キャンパスの雰囲気は非常によく、ドラマの舞台になったこともありました。最寄り駅の吉祥寺にはショッピング施設や古着屋、カフェ等が揃っているので買い物やご飯に困ることはなく、アルバイトも駅周辺でする学生が多いようです

。一方で、駅から少し離れた場所にあるため周囲は静かですが歩くのには少し不便だという声もありました。

図1 参考:図書館

成蹊大学図書館HP 「図書館案内 ギャラリー」 より引用)

成蹊大学には約90の正規クラブ、約70の自主サークル(大学に届けを出しているもの)があります。

体育会所属団体には蹴球部や野球部などの他に自動車部、ワンダーフォーゲル部などが、文化会所属団体には管弦楽団や軽音楽部などの音楽団体、競技ダンス部や美術部、電子工学研究部、日本旅行企画研究会、成蹊ラジオクラブなどがあります。

またサークルは、アルティメットやスクエアスカッシュ、スポーツチャンバラなどのスポーツ、国際交流会や手話サークルなどが活動しており自分の好みのものが見つかるでしょう。インカレサークルはあまりない一方で、学内の交流は盛んでサークルや学部の垣根を超えて友人関係が広がっていくこともあるようです。

基本的には友達はサークルやクラブ、英語やゼミの授業で出来ることが多く、恋愛はサークル内が多いのではないでしょうか。大学全体の雰囲気としては非常にアットホームで落ち着いた雰囲気が流れています。

育ちが良く、穏やかで優しい学生が多いようで、自然豊かなキャンパスの中で満足できる学生生活が送れるでしょう。

【参考文献】

[i] 成蹊大学HP 「大学紹介 教育の特色」

[ii] 成蹊大学 新しい2学部3学科 「経済数理学科 何を学ぶか?-学びの特色」

[iii] 成蹊大学 新しい2学部3学科 「現代経済学科 何を学ぶか?-学びの特色」

[iv] 成蹊大学 新しい2学部3学科 「総合経営学科 何を学ぶか?-学びの特色」

(以上11/16閲覧)

[v] 成蹊大学法学部HP 「学科・大学院 法律学科」

[vi] 成蹊大学法学部HP 「学部・大学院 政治学科」

[vii] 成蹊大学文学部HP 「学部・大学院 英語英米文学科」

[viii] 成蹊大学文学部HP 「学部・大学院 日本文学科」

[ix] 成蹊大学文学部HP 「学部・大学院 国際文化学科」

[x] 成蹊大学文学部HP 「学部・大学院 現代社会学科」

[xi] 成蹊大学理工学部HP 「学部・大学院 物質生命理工学科」

[xii] 成蹊大学理工学部HP 「学部・大学院 情報科学科」

[xiii] 成蹊大学理工学部HP 「学部・大学院 システムデザイン学科」

(以上11/18閲覧)

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