綺麗なキャンパスが有名な「立教大学」!その偏差値や入試情報などまとめ

大学

Abstraction

立教大学はご存じの通り六大学の一角を為す伝統ある大学であり、近年はMARCHの“R”として人気を集める難関校です。

またスポーツが強いというイメージや、レンガ造りの校舎などからオシャレなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

それでは実際の立教大学とはどのような大学なのか、友人から聞いた内部の学生しか知り得ないような雰囲気も交えて紹介していこうと思います。

大学概要

ここでは大学の歴史や卒業生などについて記していきます。立教大学は日本で2番目に認可されたキリスト教系大学です。学業、スポーツともに素晴らしい成績を残しており、歴史ある大学らしく著名人も多数輩出しています。

学校の沿革・理念・使命など

立教大学の前身は1874年にアメリカ人宣教師チャニング・ウィリアムズ主教が設立した「立教学校」です。1907年に立教大学となり、1918年にそれまでの築地から現在の池袋にキャンパスを移転しました。建学の精神は「キリスト教に基づく教育(1))」であり、具体的には自由の精神と人間教育の二つです。自らを「自由の学府」と称し校歌にも謳われています。また明治期の日本で主流だった実利主義とは一線を画した人間教育を重視し、西洋のリベラルアーツカレッジをモデルとしてその伝統は現在まで続いています。教育理念としては「普遍的なる真理を探究し、私たちの世界、社会、隣人のために(1)」を掲げ、ここにもキリスト教的精神が表れています。

著名な業績や有名人

研究面でも理学部や現代心理学部の教員などが様々な成果を出している他、2017年に大学日本一となった野球部、関東1部「TOP8」に所属するアメリカンフットボール部、関東2部リーグに所属するサッカー部などスポーツも盛んで、他の大学と比べても体育会運動部に所属する学生も多いそうです。

著名な卒業生も多岐にわたっており、政治家や大企業の社長、作家や音楽家、芸能人、スポーツ選手を輩出しました。アナウンサーや司会者は特に有名人が多く、みのもんたさん古舘伊知郎さんなども立教大学出身です。

学部・学科

立教大学は伝統的にリベラルアーツ教育に力を注いでおり、現代の問題に即した教育・研究を行えるようなユニークな学科もあります。講義も学生の好奇心をくすぐるようなものがあり、一度受けてみたいものがあるのではないでしょうか

学部・学科についての概要

建学以来リベラルアーツ教育を重視し、現在は10学部27学科8専修に加え1コースを設置しています。内訳は以下の通りです。

  • 文学部:キリスト教学科、文学科(英米文学専修、ドイツ文学専修、フランス文学専修、日本文学専修、文芸・思想専修)、史学科(世界史学専修、日本史学専修、超域文化学専修)、教育学科、異文化コミュニケーション学部:異文化コミュニケーション学科

  • 経済学部:経済学科、経済政策学科、会計ファイナンス学科

  • 経営学部:経営学科、国際経営学科

  • 理学部:数学科、物理学科、化学科、生命理学科

  • 社会学部:社会学科、メディア社会学科、現代文化学科

  • 法学部:法学科、政治学科、国際ビジネス法学科

  • 観光学部:観光学科、交流文化学科

  • コミュニティ福祉学部:福祉学科、コミュニティ政策学科、スポーツウェルネス学科

  • 現代心理学部:心理学科、映像身体学科

  • グローバルリベラルアーツプログラム(GLAP)

このうち観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部の3つは新座キャンパスに、他は池袋キャンパスにあります。

入学定員

それぞれの学部・学科ごとに定員が決まっています。詳しい内訳は以下の通りです。

  • 文学部:880人
    キリスト教学科49人、文学科517人(英米文学専攻156人、ドイツ文学80人、フランス文学80人、日本文学114人、文芸・思想87人)、史学科:214人、教育学科100人

  • 異文化コミュニケーション学部:145人

  • 経済学部:680人
    経済学科330人、経済政策学科175人、会計ファイナンス学科175人

  • 経営学部:385人
    経営学科230人、国際経営学科155人

  • 理学部:292人
    数学科66人、物理学科77人、化学科77人、生命理学科72人

  • 社会学部:510人
    社会学科170人、現代文化学科170人、メディア社会学科170人

  • 法学部:585人
    法学科360人、国際ビジネス法学科115人、政治学科110人

  • 観光学部:370人
    観光学科195人、交流文化学科175人

  • コミュニティ福祉学部:418人
    福祉学科154人、コミュニティ政策学科154人、スポーツウェルネス学科110人

  • 現代心理学部:319人
    心理学科143人、映像身体学科176人

  • グローバルリベラルアーツプログラム:20人

ちなみに、経済、法、理の3学部は男子の方が多く、他は女子の方が多くなっています。

キャンパス・周辺地域の環境

先ほども記しましたが、立教大学には池袋キャンパスと新座キャンパスがあり、その他に富士見総合グラウンドを有しています。

池袋キャンパスは歴史ある赤レンガ造りの校舎やチャペルが特徴的です。池袋駅から徒歩10分で交通の便もよく、近くまで地下道もあるので通学には非常に便利です。

キャンパス内に4つもある学食の他近くにはレストランやラーメン屋、駅のルミネなどもありご飯には困りません。また公園やタピオカ屋、カラオケなど、遊ぶ場所もたくさんあります。

新座キャンパス(通称座キャン)は緑豊かな広い敷地に校舎や体育施設が揃っています。最寄り駅は新座駅か志木駅で、新座駅からはスクールバスが多く出ていますが、志木駅からは少ないので注意が必要です。(ただ志木駅の方が駅前はにぎわっているそうです。)

陸上競技場や野球場、プールなどがある他食堂では年に一回マグロ解体ショーが行われマグロ丼が提供されます!また映像制作のための本格的なスタジオがあるのも特徴的です。

富士見総合グラウンドは志木駅からスクールバスで20分ほどの場所にあり、体育会各部専用の体育施設となっています。野球場やサッカー場、テニスコートはもちろん射撃場や洋弓場、馬場や厩舎もあります。

学科・専攻(2)

中でも特徴的なものなどについて書いていきます。

  • 文学部:文学科の専修は入試から分けられていますが、史学科の専修は2年次から分かれます。
    • 史学科:「超域文化学専修」は文化の面から人類の文化社会について学んでいます。
    • キリスト教学科:キリスト教の探究を通じた異文化理解と国際的感性の養成を目指しており、信仰の有無は不問です。
  • 異文化コミュニケーション学部:海外に興味がある学生が多く留学生も多くいます。
    • 異文化コミュニケーション学科:言語教育と異文化の理解が目的で、特に言語教育に力を注いでいます。英語ともう1言語の習得を目指し、半期の留学も原則全員参加となっています。
  • 経済学部
    • 経済政策学科:金融政策だけでなく都市政策や産業政策、環境政策など現代の社会に関わる政策について学びます。
    • 会計ファイナンス学科:会計と金融、そしてマネジメントについても学び企業の分析法を学びます。公認会計士などの資格取得も支援しています。
  • 経営学部
  • 国際経営学部:専門講義の約70%を英語で行い全学生に海外留学を経験させるのが特徴の一つです。

  • 理学部:日本初の試みとして「サイエンスコミュニケーション」に取り組んでいます。理論的な思考法・文章法を身に付け科学的情報を伝える力の向上を目指しています。

  • 社会学部:社会学の基礎科目を1、2年次に学んだ後、学科に応じた学びに移ります。
    • 現代文化学科:現代社会と文化に関する問題を、フィールドワークなどを通して学びます。
    • メディア社会学科:メディア社会について学び、インターンシップなどを通した実践的な学びも行っています。
  • 法学部
    • 国際ビジネス法学科:実際の国際ビジネスに必要な法の学習を行い、また英語による授業や国際的プログラムも充実しています。
  • 観光学部:日本の観光教育の先駆的な存在で、観光を「ビジネス」「地域社会」「文化現象」の切り口から学びます。
    • 観光学科:観光を多面的に考えるために経済や政策、法についても学び、観光ビジネス界のトップによる講義や現場を学ぶプログラムもあります。
    • 交流文化学科:実地体験など豊富な体験型授業、海外フィールドワークや外国語教育など国際化教育、自らの体験を発信する力を育てる授業が特徴です。
  • コミュニティ福祉学部:現代の社会の中で新しい福祉社会の構築を目指しています。
    • コミュニティ政策学科:子育て支援や不登校、被災者救援、失業者支援など生活に密着した問題をコミュニティの力で解決する人材育成を目指し現場体験やインターンシップも行っています。
    • 福祉学科:社会福祉について幅広く学び、児童養護施設や病院など現場での学習を行います。また社会福祉士などの資格取得も得られます。
    • スポーツウェルネス学科:運動やスポーツについて総合的に学び、また保健体育教員免許やスポーツに関わる様々な資格の取得が可能です。
  • 現代心理学部:心・身体・映像について総合的に研究し、人間について学びます。
    • 心理学科:実験など実践的学習も行い、心理学について幅広く学びます。
    • 映像身体学科:映像と身体の関わりについて、映像系は映画や写真など、身体系は演劇やダンスなどのワークショップを通じた実際的な学習をします。
  • GLAP:リベラルアーツを英語で学び、留学生との交流も盛んです。また留学も全員行います。1学年20人で、最大5人という超少人数制の授業が特徴です。

特徴・資格

学部・学科によって取得可能な資格は様々です。

全学部で司書と学芸員、また教員免許が取得可能です。また会計ファイナンス学科では公認会計士、税理士、証券アナリスト、ファイナンシャルプランナーなどの取得支援を行っている他、コミュニティ福祉学科では現場実習により社会福祉士や精神保健福祉士の受験資格を得ることができます。

その他スポーツウェルネス学科では保健体育教員免許や健康運動指導士、初級・中級障がい者スポーツ指導員、レクリエーション・インストラクターなどが取得可能、心理学科では公認心理師の取得援助を行っています。

名物行事や教授・講義など

行事としては学園祭クリスマス礼拝が有名です。

前者は池袋と新座で開催されており、池袋はSt.Paul’s Festival(SPF)新座はIVY祭と呼ばれています。SPFは学生主体で企画しており、最近橋本環奈さんを招待したことで話題にもなりました。毎年世界観を定めて装飾やパンフレット、サイトにもこだわっているのが特徴です。また周囲のお店とのコラボ商品の販売や、ダンスの公演やミス・ミスターコン、ファッションショーなど150個ほどの企画も見どころでしょう。

クリスマス礼拝では正門の大きな木にイルミネーションがつけられそれの点灯式が行われます。学生がキャンドルを持って集まる光景はとても幻想的です。

特徴的な講義としては池袋キャンパスのジェンダー論が挙げられます。女性から男性になった教授による授業でとても印象的だったそうです。またTwitterで話題になった「セックスの人類学」などもあります。

新座でも面白い授業が行われており、ここでは一例として映像身体学科の授業を挙げます。「入門演習」という独特な授業があり、様々な先生が来て色々な民族舞踊を踊ったりヨガの導入をしたり、また映画が専門の先生の時はグループワークで撮影をしたり、中国思想が専門の先生の時は能を踊ったりと1年次で沢山の体験をできます。

また「映像技術入門」という授業はカメラやマイクを用いた本格的な撮影を行います。いずれも将来を見据えた時に恵まれた環境で1年からこのような実際の体験ができるというのは大きなメリットなのではないでしょうか。

入試情報

ここでは入試情報をざっくりと紹介していきます。MARCHの一つに数えられる難関校でありしっかりとした準備が必要でしょう。

入試種別

入試の種類としては一般入試、センター利用入試、自由選抜入試、アスリート選抜入試(いわゆるスポーツ推薦)が全学部で、その他国際コース選抜入試、帰国生入試、社会人入試が行われている学部もあります。

また指定校推薦が行われている他、立教池袋、立教新座、立教女学院、香蘭女学校など付属校・系列校からの進学者もいます。

受験日程/科目/難易度/平均点など

ここでは特に一般入試について見ていきます。一般入試にはそれぞれ個別入試と全学部入試、全学部グローバル入試があります。

全学部入試は2/6に行われ、科目は国語、地歴、英語、数学などから3教科です。(理学部のみ理科が課されます)個別入試は2/8~2/14に行われます。こちらの科目も全学部入試と同じく3教科です。

全学部グローバル入試は国語、地歴、数学など2科目に加え英検などの検定試験での高得点が必要になります。偏差値は異文化コミュニケーション学部や経営学部で高くなっています。

これらの学部を中心にセンター利用入試合格に必要な得点率も高く十分な対策が必要でしょう。

学費・奨学金制度

学部によって差はありますが、初年度納入金額は文系学部は130万前後、理学部は約170万円、GLAPは200万円ほどになっています。このうち授業料は文系学部で80万前後、理学部で約100万円です。他に教育充実費等がかかります。

奨学金はいくつか用意されていますが、大学独自のものはすべて給付型です。

留学を支援するものや学業優秀者向けのもの、体育会の学生用のも、経済支援のものなどがあります。また入学前予約型の「自由の学府」奨学金は500名程度に文系学部は50万円、理学部は70万円が1年間に支給されます。

学生寮

日本人学生の他外国人留学生も暮らす国際交流寮が椎名町と朝霞台、志木にあります。寮費は朝食・夕食付で月10万円弱、通学にも便利です。

これは専用寮ですが、その他にも他大学の学生も暮らす推薦寮もあります。

進路実績

充実した就職支援により就職率はとても高く大企業や役所へ就職する卒業生も多くなっています。また理学部の学生は大学院への進学の割合が高くなっており、その大学院も最先端の研究が行われています。

進学・就職実績

文系学部は80%以上が就職し進学する人は5%ほどです。理学部からは約65%が就職し25%が進学しています。

どの学部も就職率は95%を超え、職種としては製造業や情報業、サービス業が多くなっています。

理学部からは33%が情報業に就き、観光学部やコミュニティ福祉学部からはサービス業が多いなど学部によっても特徴が表れています。

大学院・研究機関の概要

立教大学大学院には現在14の研究科が設置されており、2020年4月に新たにもう一つ開設される予定です。学部での学びに加えて最先端の研究と高度専門職業人の養成を目指し、またキリスト教に基づく人格の淘汰も目的とします。

大学の雰囲気/メリット/体験談など

大学の雰囲気は、全体的に自由な人が多いそうですが、それぞれの学部によって特徴があるそうです。

例えば、文学部は女子が多いためおとなしい雰囲気、経営学部は少人数で動くことが多いためすぐに仲良くなる、法学部は真面目でテストが大変、異文化コミュニケーション学部は海外に興味がある人が多い、理学部は他から見て実験やレポートに追われているイメージ、経済や経営、社会学部は“ウェイ系”が多そう、などです。

映像身体学科に関しては必修科目にテストがない分自ら進んでサークルや外部の仕事などに取り組む人が多いそうです。ただ、多くの人が監督などを目指すような学科であるためそうでない人は流されないような自我を持つことが大事だと聞きました。

立教は付属校からの進学者も多く内部生と外部生の溝が気になる人も多いかもしれません。これについては、固まって騒ぎがちだという意見がある一方で、最初はそうだが結局は関係なくなるという意見もあり、やはり人それぞれなのではないでしょうか。

次に体育会についてです。先にも述べたように体育会の所属率が高く、どの部活も活発だそうです。学校からの資金援助も手厚く、体育会の1年生全員で行く合宿などもあります。アメフトやラグビー、水上スキー、サッカー、テニス、野球、男女ラクロスなどは特に活発でまた部員も明るい人が多いそうです。

最後に学校の設備に関してです。キャンパスはきれいで様々な設備が整っています。図書館や学食、無料で診察が受けられる診療所はその一例と言えるでしょう。

ちなみに、学校には美男美女が多い、とのことですが、1号館のツタが枯れる秋頃に恋人ができない1年生はその後の大学生活で恋人ができないというジンクスがあるそうですよ…

 

参考文献

(1)立教大学HP「立教大学について―大学紹介」
(2)この章、立教大学HP「学部学科の一覧」から一部抜粋

 

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