なぜ「参考書マニア」はいけないのか?それを避ける勉強法とは

勉強法

はじめに

読者の皆は、「参考書マニア」という言葉を知っているだろうか。参考書マニアとは、その名の通りで参考書を多く持っている人を例えた言葉である。普通はマイナスなイメージの言葉で使われることが多い。

では、なぜ「参考書マニア」はいけないのだろうか。参考書を多く持っていることはそこまでいけない事なのだろうか。今回の記事では、その点について述べていく。

デメリットその① 基礎が疎かになる

最大のデメリットは、基礎が疎かになることだ。これはひとつの参考書を何回も繰り返した場合と比較すると分かりやすいだろう。

ひとつの参考書を繰り返していると、当然同じ問題に出くわす。1度解いている問題なのだから、前回よりかは問題の特徴やパターンに目をつけることが出来る。すると、「この問題はこうやって解くのだ」という思考回路が頭の中に作成される。同じ問題を解く事は、読者が思っている以上に効果があることなのである。

一方多くの参考書を一周ずつ解いた場合はどうだろうか。もちろん複数の参考書でも同じパターンの問題はあるだろうが、先ほどのように同じ参考書を繰り返した場合と比べてパターン意識が薄いのではないだろうか。知っているパターンを素早く解く事は受験の基本であるから、この意識の差は大きい。従って、「参考書マニア」は基礎が疎かになりやすい。

デメリットその② 買っただけで満足してしまい手をつけない

本屋に売っている参考書が自分の物になると、満足感を覚えるだろう。その満足感に浸ってしまい肝心の問題に手をつけない人は多い。せっかくの問題集も解かなければ宝の持ち腐れである。そんな満足感に浸っているくらいなら、ひとつの問題集を解いていた方が数倍ましだ。

また参考書を毎回買っていては出費もかさんでしまい、もったいない事態となるので、なおさらおすすめしない。

「参考書マニア」を避けるためには?

では、あまりメリットが無い「参考書マニア」になるのを避けるにはどうすれば良いのだろうか。

私からの提案としては、学校で出された課題や問題集を真剣に取り組むということだ。学校で出される課題などを軽く見ている生徒をまれに見かけるが、それはあまり褒められた行動ではない。学校の先生は、受験のスペシャリストだ。その方から出される課題は当然現在の読者の状況に大方合っているものになっている。その課題を理解・習得するまで行う事で本番でも解ける力を身につけられるのである。

この方法は何より追加の参考書を買う必要がないから「参考書マニア」になることはないし、先生自身が出している課題のため質問対応がしやすいというメリットもある。学校でひとりくらいは「何でこの人は塾に行ったり特別な参考書を持っていたりする訳では無いのに成績がよいのだろう」と思う人がいるだろう。そういった人は大抵、今言ったように学校の課題をきちんとこなしている人なのである。

実際私自身も学校の課題は欠かさずこなしていたが、それだけでも十分に模試などに対応することが出来た。次の章では、実際に私が行っていた方法を具体的に述べようと思う。

私の非「参考書マニア」的勉強法

科目ごとに分けて、実際私がどのように勉強を行っていたのか述べていこう。

国語

授業と同じ内容の文章を読解するいわゆる教科書準拠の問題集は無かったが、毎週現代文、古文、漢文の読解問題の課題が出ていたのでしっかり取り組んだ。高校1年の時からじわじわと難易度を挙げていくタイプの問題集だったので、学年が上がるにつれて読解のレベルが上がっていってもある程度対応する事が出来た。

数学

授業と同時進行でサクシード(数研出版)を毎週提出する課題があった。私は理系と言うこともあり、特にこの課題は真剣に取り組んだ。ただ、授業があったその日に家で復習として該当箇所の問題を解けば良いのでそこまで苦は感じなかった。一度解いておけばテスト前に焦ることも無く、順調に数学の力をつけられたと思う。私の周りで第一志望校に合格していた人は、やはりこの毎週のサクシードを欠かしていなかった印象が強い。

英語

英語は主に2つの課題が出されていた。ひとつは授業の予習である。長文読解を主とするコミュニケーション英語では、授業中ひとつひとつの文に解説を入れていては全体が全くつかめないため重要な部分のみを解説する場合が多い。従って、細かい部分(自分の分からない文法や単語など)はあらかじめ調べておく必要がある。これは未知の文章に多く取り組む力を付けるという点で非常に役に立った。授業直前になって友達のノートを写す人とは実力に相当差がつくのは言うまでも無い。

もうひとつは単語テストである。毎週指定された範囲を期日までに覚えてくるというものだ。せっかく文構造が分かる長文も単語で突っかかっていてはもったいない。単語テストは20点満点だったが、私は毎週15点以上を取るように努力した。そのおかげで、受験期になっても焦って単語を詰め込むというような事態にはならなかった。単語テストなどは自力ではなかなか行いにくいものだから、とても役に立ったと思っている。

物理

中間・期末テスト前にテスト範囲のリードα物理基礎・物理(数研出版)の提出があるので計画的に学習を進めるよう言われていた。私は数学と同様その日学校で習った事を復習する形で問題演習にあたっていた。

化学

物理と同じように中間・期末テスト前にテスト範囲のセミナー化学基礎+化学(第一学習社)の提出があったので計画的に進めた。

終わりに

今回の記事では「参考書マニア」にならないようにするためにそのデメリットや私なりの具体例を示した。参考書を多く持っている人を見るとうらやましく思ってしまう気持ちは分からなくも無いが、そこはデメリットをしっかりと把握して自分の理解に応じた学習を進めていこう。

この記事を読んだ読者が「参考書マニア」にならず、堅実に自分の学習を行って行くことを願っている。

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