最新鋭の設備の中で”知と美と健康のプロフェッショナル”を育てる「名古屋学芸大学」!その学部や入試情報など

大学

1.Abstraction

名古屋学芸大学2002年に開学した新しい大学で、頭文字を取って「NUAS」などとも呼ばれます。最大の特徴は恵まれた環境です。実際の現場でも用いられている最新鋭の設備が揃っており、在学中からプロさなからの経験を積むことができます。更に豊富な実習により実践的な能力も養っており、就職率は100%に近い値となっています。「人間教育と実学」を掲げ、新しい時代に即した人材を医療・福祉や教育、文化などの様々な業界に輩出している名古屋学芸大学について今回は調べていきます。

2.大学概要

比較的新しい大学ですが、そのルーツは1963年にまで遡ります。丁寧な指導により管理栄養士など国家資格の取得率も高く、「知と美と健康」のプロフェッショナルを輩出し続けています。

2.1 学校の沿革・理念・使命など

大学のもととなったのは1963年に開学されたすみれ女子短期大学です。当初は服装科だけだったものの徐々に学科・専攻を増設し、校名も1977年に愛知女子短期大学となりました。そして2002年に名古屋学芸大学が開学され、2004年には愛知女子短期大学も名古屋学芸大学短期大学部に変更されて現在に至ります。なお、短期大学部は2017年に閉学しました。

建学の精神は「人間教育と実学」です。この精神に基づき、「人間を対象として『人と心』をテーマに、人間のために『知と美と健康を創造』していくこと」を教育理念としています。既存の知識だけでなく主体的に考える力を身に付け、目標に向かい努力できる未来志向型の人材を育てることがこの大学の教育における使命です。[i]

2.2 著名な業績や有名人

資格の取得と就職に強いのが特徴で、管理栄養士国家資格の合格者は開学以来15年連続で中部地区1位(全国第5位)、合格率も98.8%となっています。また、養護教諭の輩出数は学園累計で2000人を超えており、採用者数は中部地区でもトップクラスです。

地域に根付いた大学として地域連携や産学官連携も盛んです。日進市とも協力した「赤ちゃんの駅」の実施や尾張旭市への定住促進ポスターの作成、企業との新商品の開発や地元商業施設でのイベント実施など、それぞれの専門性を活かし貢献しています。

新しい大学ということもあり著名なOB・OGは多くありませんが、元SKE48の高木由麻奈さんや漫画家の松永孝之さんなどがいます。また、ファッションデザイナーの小西良幸(ドン小西)さんが特別講師を務めています。

3.学部・学科

4学部で」「心身」「創造・表現・造形」という3つの角度から人間生活に起こりうる事象・課題について考えていきます。実習なども豊富で、社会で求められる実践的な能力を養うことができます。日進市のキャンパスには姉妹校である名古屋外国語大学[ii]も併設されており、学園祭や課外活動では一緒に活動することもあるのが特徴です。

3.1 学部・学科についての概要

学部は管理栄養学部、ヒューマンケア学部、メディア造形学部、看護学部の4つで、それぞれの学部の下に置かれている学科・専攻は以下の通りです。また、ヒューマンケア学部子どもケア学科には、2021年より新たに「児童発達教育専攻」が設置される予定です。

  • 管理栄養学部:管理栄養学科
  • メディア造形学部:映像メディア学科、デザイン学科、ファッション造形学科
  • ヒューマンケア学部:子どもケア学科(子どもケア専攻〈養護教諭〉、幼児保育専攻)
  • 看護学部:看護学科

3.2 入学定員

各学科・専攻の定員と在学者数は以下の表の通りです。非常に女子の割合が高い大学で、男女比が1:9ほどになる学科もあります。

表1 学科・専攻の定員

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

3.3 キャンパス・周辺地域の環境

キャンパスは日進キャンパス(管理栄養学部、メディア造形学部、ヒューマンケア学部)と名城前医療キャンパス(看護学部)の2つがあります。

日進キャンパス愛知県日進市にあり、名古屋市営地下鉄東山線の「上社」駅と鶴舞線の「赤池」駅から大学の専用バスが出ています(所要時間は約15分)。またリニモの「長久手古戦場」駅からもキャンパスまで名鉄シャトルバスが出ており、学生は無料で利用することができます(所要時間は約10分)。名古屋駅からは約30分ほどです。キャンパス内には病室や給食施設を再現した実習室や研究室、撮影スタジオ、最先端のデジタルデザイン器具なども揃っており、食堂やモスバーガー、その他体育施設(名古屋外国語大学と共用)もあります。なお、系列の名古屋外国語大学とは隣接しており、周辺はとてもおしゃれな街です。カフェやレストランなどのお店が多く、映画館やショッピングモールもあるため非常に便利でしょう。

名城前医療キャンパスは名古屋市内にあり、最寄り駅の地下鉄名城線「市役所」駅から徒歩2分ほどという好立地です。(名古屋駅からは15分以内で着きます。)病院での看護、在宅看護などさまざまな看護を学べる実習室が整備されています。名古屋城は目の前にあり、名城公園を一望できるロビーもあるなど都会にありながら歴史・自然も感じられるキャンパスです。

3.4 学科・専攻

ここでは、各学科・専攻について詳しく書いていきます。

  • 管理栄養学部
    • 管理栄養学科:
      食と栄養に関わる分野を総合的に学習し、食生活の改善や疫病の予防にも貢献できる新しい時代に対応した管理栄養士を育成します。3年次後期の「キャリア支援分野」では医療や行政、教育、メーカーなど希望するフィールドごとの教育で専門性を養い実践力も身に付けます。また「ATHLETE SUPPORT PROJECT」や「カンティーン」「一坪農園」といった課外活動や海外研修も特徴です。更に管理栄養士資格は「全員受験・全員合格」を目指しており、合格者数は開学以来中部地区で第1位となっています。[iii]
  • メディア造形学部
    • 映像メディア学科:
      広範にわたる映像メディアの世界を総合的かつ専門的に学び、発想力や企画力に富みディレクター思考と自己表現力を持った映像メディアのプロを育成します。3年次以降は「映画」「TV」「フォト」「サウンド」「パフォーマンス」「3DCG」などの中から志向に合ったものを複合的に学ぶことで、独自性のあるクリエイターとなれるのです。インターンシップ・海外研修などのプログラムの他、サウンドスタジオや撮影スタジオ、モーションキャプチャシステムといった恵まれた設備も特徴です。[iv]
    • デザイン学科:
      多角的な教養教育と専門教育により柔軟な発想力や鋭い感性、課題の発見・解決力を伸ばし「協調性ある知識人・バランス感覚のある社会人としてのデザイナー」を育成します。2年次以降「ビジュアルコミュニケーション」(ブランディングや広告、webなど)、「スペース・プロダクトデザイン」(住宅や乗り物、生活用品など)、「デザインプロデュース」(「体験」を企画する)の3コースに分かれ専門性を身に付けます。産学官共同プロジェクトや学外展示会などで社会との接点を持ちコミュニケーション能力を鍛えるのも特長です。[v]
    • ファッション造形学科:
      ファッションをアートとビジネスの両側面からとらえ、国際化にも対応できるような鋭い時代感覚を持ったクリエイターを育成します。3年次以降は「ブランドデザイン」「舞台衣裳」「立体造形」「染色・テキスタイル」「ファッションビジネス」「ファッショングッズ」の6領域から志向に合ったものを複合的に学びます。卒業制作発表会も含めた大規模なファッションショーや、最先端のファッションに触れる海外・学外研修が特徴です。更に名古屋市内の直営ショップのプロデュース(仕入れや販売戦略、広告なども)を学生自らが行い、知識を実践することができます。[vi]
  • ヒューマンケア学部
    • 子どもケア学科:
      社会の複雑化や人材不足など子どもをめぐる課題を解決すべく、子どもたちが健全に成長するための教育や環境づくりを担う保育と教育(「子どもケア」)のスペシャリストを育成します。[vii]
    • 子どもケア専攻〈養護教諭〉:
      養護教諭に求められる「学校保健」「医療」「看護」の3分野についてしっかりと学び、更に手厚い実習サポートやゼミナール活動など独自の教育システムにより中部地方トップクラスの養護教諭採用数を誇ります。
    • 幼児保育専攻:
      保育士・幼稚園教諭両者の資質を併せ持つ「保育教諭」を養成します。「保育・幼児教育」「福祉」「医療」「心理」の4分野を絡め合わせながら専門性を身に付け、保育のプロフェッショナルを目指します。
    • 児童発達教育専攻:
      2021年4月開設予定の新専攻です。「小学校教育」「特別支援教育」「心理学」の3つの学びを重視し、発達障がいの児童やその可能性がある児童一人ひとりに向き合い、健やかな発達を支える教育者を目指します。
  • 看護学部
    • 看護学科:
      高いレベルの知識・技術を有し、高度化・複雑化する医療の中で「時代を見つめ、未来を自ら歩みだす、看護専門職」を育成します。国立病院気候名古屋医療センターと連携しており(敷地内にキャンパスを設置)、実際の医療現場を体験することができるのが特徴です。1年次から始まる臨地実習の約8割を国立病院機構の病院で実施しており、また現役の医師による講義が展開されているため現場目線の実践的な知識とスキルを身に付けることができます。[viii]

3.5 特徴・資格

「人間教育と実学」を建学の精神として掲げているように、4学部それぞれで高い職業能力を持つ人材を育成しています。そのためのサポートとして、充実した実習施設が揃っているのが特徴です。この設備については最後の章で詳しく説明します。

また、同じく「中西学園」が経営する名古屋外国語大学とは隣接しており、図書館を共同で利用しているほか、学園祭も合同で行っています。更に合同で活動しているクラブやサークルなどもあり、両校の学生が交流できるのも特徴でしょう。

取得可能な資格は以下の通りです。これらの資格を取得することで将来のキャリア形成に大きく役立つでしょう。特に管理栄養学科では管理栄養士国家試験に向けて模擬試験や個別指導など独自の対策講座・プログラムを用意しており、合格者数は開学以来中部地方1位をキープし続けています。

表2 取得できる資格

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

3.6 名物行事や教授・講義など

名物行事は、名古屋外国語大学と合同で行われる学園祭「合同祭」です。10月半ばに両校のキャンパスで行われます。プロのアーティストを招いて行われるライブや、音楽系やダンス系のサークル・クラブによるパフォーマンスなどが見所です。また、管理栄養学科のサークルによる本格的な食事や外語大学の国際色豊かな食べ物が楽しめる模擬店も人気の企画です。学部・学科ごとのイベントもあります。映像メディア学科やデザイン学科は授業成果や制作を展示しており、子どもケア学科でもゼミ別に研究の紹介を行っています。更に、ファッション造形学科によるファッションショー「NUAS COLLECTION」や、管理栄養学科による「健康・食生活チェック(体組成測定や骨密度測定、食事診断など)」「味覚の不思議展」、特製のお弁当の提供などユニークでこの大学ならではのイベントも行っています。

学生からの評価が高い授業としては、管理栄養学科の「臨床栄養学実習」(様々な質病に合わせた献立を考え、実際に調理する)やファッション造形学科の「ファッションクリエイト演習」(ジャケットや裏地付きスカートなどのパターン作成から縫製まで行う)、子どもケア学科の「子どものメンタルヘルス」(子どもの心の問題と教師の支援法について学ぶ)、どの学科でも履修できる「人間と地球環境」(地球と人類の歴史や環境問題の実際などについて学ぶ)などがあります。看護学科では隣接する名古屋医療センターから医師や看護師を講師として招き「病態治療学」(実際の出来事を通じて疾患の成り立ちや回復の促進について学ぶ)や「看護の理解」(医療分野の使命ややりがいについて学ぶ看護学入門)を開講しています。

また、課外活動や実習、学外とのコラボレーションも特徴です。課外活動については管理栄養学科の3つの取り組みを紹介します。(管理栄養学科の学生によるサークルです。)

  • 「ATHLETE SUPPORT PROJECT」:強豪校である名城大学の女子駅伝部の食事を考え、アスリートを栄養面からサポートする課外活動です。
  • 「Canteen~カンティーン~」:学生食堂のメニュー開発やメーカーとのお弁当の共同開発、また地域の施設でのオリジナルランチの考案・提案を通し実践的な方法で食の可能性を追究する活動です。
  • 「一坪農園」:大学が所有する田んぼ・畑で農作物を育て、植物が生まれ食材として家庭に届くまでの過程を知ることができます。

これらのほかにも、管理栄養学科では食品会社やクリニック、地元自治体などとのコラボレーションを行っており、メニュー開発や栄養教室、生活支援事業などを通して社会とのつながりを持つことができます。看護学科では国立病院機構との連携により高度な実習を実現しており、整った環境で実践的な力を養うことが可能です。

4.入試情報

高い就職率などもあってか非常に倍率が高い学部もあり、センター試験得点率が90%近くなることもありました。中部地方の栄養系・保育系の大学としては屈指の人気を集める大学でもあるので入念に準備しましょう。

4.1 入試種別

2021年度入試の詳細についてはまだ決まっていませんが、一般選抜一般公募推薦が主になると思われます。2020年度までは一般入試の前期(2科目型・3科目型・前期プラスセンター)と後期、センター利用前期(2科目・3科目型)・後期、一般公募選抜と自己推薦入試・AO入試が行われていました。

表3 入試方式

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

4.2 受験日程/科目/難易度/平均点など

ここでは2020年度の入試情報について書いていきます。

一般入試前期選択した2科目か3科目の得点により選考されます。受験科目は学科により異なりますが、外国語や理科などの中から幅広く選ぶことができます。デザイン学科のデッサン型は鉛筆デッサンも含まれています。また後期試験の科目は2科目です。前期試験は2月の上旬、後期試験は3月の上旬に行われていました。
一般入試センター利用ではセンター試験2~3教科(学科により選択科目は異なる)を受験します。また前期プラスセンター方式では前期試験1科目の得点とセンター試験1~2教科の総合得点が選抜の基準です。
 一般公募推薦と自己推薦入試、AO試験Ⅱ(文章理解・表現型)は書類審査と学力試験(1~2教科)、小論文・作文、面接により選考されます。試験日は一般公募推薦が11月の初め、自己推薦入試とAO入試が9月の下旬です。またAO試験Ⅰ(体験型)は7月に体験授業を受講しその後課題と面接(9月初め)、書類審査によって選考されます。

偏差値は管理栄養学科看護学科子どもケア学科(子どもケア専攻)、デザイン学科で高くなっています。同じ愛知県の中京大学や名城大学、専修大学や同志社女子大学などと同じくらいのレベルでしょう。センター試験得点率はおよそ70%台後半ですが、方式によっては80%を超える学科や90%近い学科もあります。更に倍率が10倍を超える方式も多く、十分な対策が必要です。

5.学費・奨学金制度

各学部・学科の学費は以下の通りです。学科により異なりますが、年間でおよそ130万円(入学金を除く)ほどかかります。

表4 各学部・学科の学費

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

奨学金制度は、日本学生支援機構奨学金(貸与)の他に大学独自のものがいくつか用意されています。更に看護学科には様々な医療機関(愛知県を中心に30以上)からの奨学金が用意されており、学生の就業を支援しています。

  • 学業成績最優秀奨学金:各学科・各学年の学業成績最優秀者に対し5万円を給付。
  • 学業成績優秀者「育成奨学金」:各学科・各学年の学業成績優秀者のうち経済的支援を要する学生に対し、半期授業料の1/2相当額から5万円を引いた金額を給付。
  • 課外活動等優秀奨学金:課外活動・社会貢献活動において優秀な実績を残した学生を対象に、5万円を給付。人数は年度ごとに十数名程度。
  • 奨学金(看護学科):卒業後に貸与を受けた病院で働くことで奨学金の返還が免除される制度がある。書類や面接等の選考があり、貸与人数や額は病院ごとに異なるが、例えば名古屋医療センターの場合最大40名に年額60万円を貸与(その他の病院も月3~5万円貸与)。

また、これらの他に授業料減免制度(失職などによる家計の急変によって学費の納入が困難となった学生を対象に、半期授業料の1/2相当額を免除)も用意されており、学生の修学継続を支援しています。

6.学生寮

比較的地元出身の学生が多く大学が所有する学生寮はありませんが、近隣の下宿やアパートを紹介しているほか、提携している学生マンション(徒歩での通学が可能な物件)を仲介手数料不要で案内しています。設備故障の対応や医療機関の紹介、ストーカー等の相談なども行っているため1人暮らしでも安心でしょう。

7.進路実績

進路実績は非常に良く、2019年度卒業生の就職率は98.4%となっています。在学中に様々な資格を取得できることもあり、専門的な知識やスキルを活かせる職業へ進む傾向があります。また、就職支援も充実しているためこのような高い実績につながっているのでしょう。

7.1 進学・就職実績

学部・学科ごとに就職率(就職決定率)を見ると、ファッション造形学科子どもケア学科幼児保育専攻など100%となる学科もあります。その他も95%を超える学科がほとんどです。また、主な就職先を見ていくと

  • 管理栄養学科:病院・健診施設(28.7%)、福祉施設、食品、給食、ドラッグストア・調剤薬局など
  • 映像メディア学科:放送・CM・番組制作(25.8%)、写真関連、CG・アニメ・ゲーム、Webコンテンツ・システム、舞台・劇場・式場・展示場など
  • デザイン学科建築・設計・インテリアデザイン、メーカー、Web・DTP・アニメオペレーション、広告代理店・広告制作会社、出版・印刷など
  • ファッション造形学科総合アパレル(57.1%)、アパレル小売、服飾雑貨・ジュエリー関連、美容・ウエディング関連など
  • 子どもケア学科子どもケア専攻養護教諭(72.3%)、教育関係職員など
  • 子どもケア学科幼児保育専攻公立保育所・幼稚園・施設(38.8%)、私立保育所・幼稚園・施設・企業(31.0%)、教員(小学校・特別支援学校)など

となっており、大学の専門的な学びを活かせる職業に多くの卒業生が就いているという特徴があります。
一方で、大学院などへの進学者は多くありません。2018年度卒業生(合計674人)のうち進学したのは16名でした。そのうち半分が子どもケア学科からの進学者です。

7.2 大学院・研究機関の概要

大学院には栄養科学研究科、メディア造形研究科、子どもケア研究科の3つが設置されています。栄養科学研究科のみ博士前期・後期課程が置かれ、他の2研究科は修士課程が置かれています。2022年には新たに看護学研究科が設置される予定です。在学者は合計30名ほどという小規模な大学院です。

また、別科として別科助産学専攻(2020年4月開設、看護学科卒業後1年課程で「助産師」資格の取得を目指す)があるほか、付属研究所・機関として健康・栄養研究所と子どもケアセンターの2つがあります。子どもケアセンターは地域に密着した子育てネットワークの拠点として研究成果を地域に還元しており、更に地域貢献活動は学生の実践的な学習の場にもなっています。

8.大学の雰囲気/メリット/体験談

大学の最大のメリットとして設備が整っていることが挙げられるでしょう。2002年に開講した新しい大学であり、様々な現場を意識した最新鋭の設備が揃っています。下の表からも分かるように、プロやメーカーも使っているような本格的なものを学生時代から使えるのは大きな利点です。在学中に豊富な経験を積んでいることが高い就職率にもつながっています。

表5 主な施設・設備

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明記の上で許可)

これら以外にもメディア造形学部の学生を対象として20以上のプロ仕様のアプリ(Adobe Creative Cloud全サービス、4年間契約した場合総額約13万円)を無償で提供しています。これは中部地区の大学では唯一のサポートプログラムです。

留学する学生は多くないものの、海外研修のプログラムも用意されています。アメリカやオーストラリアの大学で世界トップレベルの栄養学・福祉などについて学ぶプログラム(管理栄養学科)や、ロサンゼルスでハリウッドなどにおける最先端の映像文化を学ぶ2週間の研修(映像メディア学科)、世界中の提携校で最先端のファッションを知る「交換留学」・「派遣留学」と短期・長期のヨーロッパ研修(デザイン学科)、実際に子どもと触れ合い海外の教育現場を体験できる1か月のオーストラリア研修(こどもケア学科)など、学科ごとに様々な種類があります。海外での生活経験を通して自らの視野を広げ、社会性などを身に付けることもできます。また、姉妹校である名古屋外国語大学のノウハウを活かした語学教育も実施しているため大学にいながらでも語学力を向上することができるでしょう。

続いて生活の面です。大学は自然が多いながらも活気があり、アットホームな雰囲気です。学科によっては女子の割合がかなり高いのが特徴でしょう(そのため、女子学生にとっては少し恋愛が難しいこともしばしばあるようです)。

交友関係については、必修科目も多くクラス単位で過ごすことが多くなるようです。実験やグループワークを通しても交流が増えます。また、違う学科の学生ともクラブ・サークルで知り合うことができます。様々な種類があり、名古屋外国語大学と共同で活動しているものもあるため交友関係の幅も広がることでしょう。運動系のクラブにはバスケットボールやテニスなどの球技、ダンスや武道のほかにインディアカ部やアルティメット部など少し珍しいものもあります。文化系には吹奏楽部など音楽系や特撮部・「ちっちゃいものくらぶ」(パンやヨーグルトづくりを通し菌や微生物について学ぶ)といった大学の学びとも関連したものがあります。

3.6で管理栄養学部の課外活動を紹介しましたが、その他にも学部・学科の学びを深められるサークルがあります。メディア造形学部「JAAP」(映画・CM・ドラマなど様々なジャンルの映像を自主制作する)や「デザイン研究会」(学内フリーペーパーの制作や合同祭で販売する雑貨づくりを行う)、「Box2 -ボクシーズ-」(着物の端切れなどを用いて雑貨を制作し合同祭で販売も行う)、ヒューマンケア学部「はっぴぃらいおん」(地域の保育園や福祉施設で遊びを提供するボランティア活動を行う)などが活動しており、楽しみながら学びにも還元できることでしょう。

実習や課題なども多く忙しい生活を送ることになるかもしれません。しかし恵まれた環境の中で同じ目標を持つ仲間を学び、培ったスキルは大きな財産となることでしょう。

参考
この記事を書いた人