心情なんてわからない?国語の小説を得意にするための3つのポイント

中学受験

文系の人はもちろん,国公立を受験する理系の人も受験教科に国語が入っているケースは少なくないと思いますが,多くの人が勉強方法の方針が立てずらくて頭を悩ませるのが現代文の勉強方法,その中でも特に小説の勉強方法です。

こうすれば確実に得点アップ出来る,とか,こうすれば苦手を克服出来る,といったノウハウはほとんどないといっても過言ではないでしょう。

そうです,国語は身近な言葉だから,実際にノウハウのようなものはあまりないのです。

しかしだからこそ,皆が苦手な小説を得意にすれば,入試でこんなに有利なことはありませんね。

そこで今日は,現代文の,特に小説を得意にする方法をお伝えしたいと思います。

主人公の心情をつかむ

当たり前のようなのに忘れてしまいがちなのは,主人公の心情をつかむことです。

自分がその主人公になったつもりで,その主人公が体験したことの中で感じたこと,そしてその感じたことのために主人公にその後の考え方や行動に変化が現れたことを,追って行ってみましょう。

小説では,まずこの作業が大前提になります。

書いてある表現の技巧から,その裏に隠された気持ちを読み取る

また小説では,論説文のように意見がそのまま書いてあるわけではありません。

巧妙な情景描写から,主人公の気持ちを読み取るようにさせるものがほとんどです。

例えば,

「遠くの山並みを隠すように,黒く重い雲がどんよりと漂っていた。」

という情景描写がある時に,主人公が楽しく晴々した気持ちであるはずはありませんね。

何かよくないことを予感している時や,いやなことがあった時に使われる典型的な表現方法です。

このように,小説とは筆者がその物語を通して読者に伝えたいことを,論説文のように直接的に意見として書かずに,代わりに主人公の心情として,情景描写を通して読者にあの手この手で伝えて,間接的に感じ取ってもらおう,というものなのです。

いわば,テレビドラマか映画を観ているような感じですね。

それが映像なのか文字なのかという違いはあれど,そう思って読んでみれば今までより苦痛に思わずに楽しんで小説を読めるのではないでしょうか。

文中に記載のないことは解答にならない

表現が間接的で,解答にたどり着くのがなかなか難しい小説ですが,それでも入試問題としての出題を見てみると,文中に記載がないことが解答になるケースはほとんどありません。

というのも,特に小説は解釈が読者によってまちまちになるので,いろいろな解釈があってよいのですから,解釈が割れる箇所は問題に出来ないわけです。

では解釈が割れない箇所はどういう箇所かというと,小説の中でも数少ない,はっきりとその表現が描かれている箇所,ということになります。

ですから,特に選択問題で,それらしきことが書いてあって迷った場合に,可能性があるものを最後の二つまでしぼるところまでは自力で行っていただくとして,その最後の二択を行う際には文中に,言葉は違えども同じことを指している部分を見つけて確定する,という方法を取れば,正解にたどり着くことが出来ます。

ひとことで言えば,主人公がきっとこう思ったに違いない,と,

勝手に自分で決めない

ことを徹底してください。

選択肢には,それを選びたくなるようなそれらしきものがしのばされています。

しかし,いくら間接的とはいっても,やはり問題にする以上,出題者と解答者で解釈が割れた場合の正誤の意見の食い違いを回避するため,文中に書いていないことは,問題として出題することはしない,と思っておいていただければ間違いないと思います。

まとめ

こうやって論説文との違いを比較しながら小説を得意にする方法を考えて見ると,実は解き方としては論説文も小説もそんなに変わらないじゃないか,というところに到達するのではないでしょうか。

そうです。

結局のところはどちらも私たちが毎日使用している日本語と言う言語なのですから,表現の仕方が直接的か間接的か,登場人物がいるかいないか,ストーリーがあるかないかだけの違いであって,解答方法としては違いはないのです。

文中に書いていないことは正答にはならない

このことを肝に銘じて,ぜひ沢山の小説の問題にあたり,自分なりの解き方・正答の導き方を編み出して行ってくださいね。

目安としては,夏休みが終わるぐらいまでに自分なりの攻略法を練習して確立し,9月以降はセンター試験を含む色々な学校の過去問を沢山解いて行くのが間違いないでしょう。

土壇場になって焦らないように,頑張ってください。

この記事を書いた人