幅広い分野の教育と研究を担う「名古屋大学」!その学部や入試情報など

大学, 学校情報

1. Abstraction

名古屋大学は、旧帝大と呼ばれる7大学のひとつである。そのため、歴史が古く国立大学の中でも格が高いとされている。名古屋大学は略称の名大で呼ばれることが多い。また、この「名大」という略称は商標登録もされている。また、名古屋大学は日本国外の大学との連携などを通じて、徹底した国際化を進めて、世界レベルの教育研究を行うスーパーグローバル大学に指定されている。

2. 大学概要

2.1 学校の沿革・理念・使命など

⑴ 沿革

1871年に設立された仮病院、仮医学校を前身とする。1939年名古屋帝国大学設立(医学部と理工学部の2学部)。1942年理工学部を理学部と工学部に分離。1948年文学部、法学部を設置。1949年旧制名古屋大学、医専部、八高、名経専、岡崎高師を包括し、文、教育、法経、理、医、工の6学部および環境医学研究所で新制名古屋大学として発足。1950年法経学部を法学部と経済学部に分離。1951年農学部を設置。1963年教養部を設置(1993年廃止)。2017年情報学部を設置。

⑵ 理念・使命

名古屋大学は、自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて人々の幸福に貢献することを、その使命とする。とりわけ、人間性と科学の調和的発展をめざし、人文科学、社会科学、自然科学をともに視野に入れた高度な研究と教育を実践する。

2.2 著名な業績や有名人

名古屋大学出身の有名人を紹介する。

  • 益川敏英・・・ノーベル物理学賞受賞者。理学部。
  • 江崎真澄・・・元通商産業大臣、元自治大臣、元防衛庁長官、元総務庁長官。
  • 斎藤昇・・・元厚生大臣、元運輸大臣
  • 小林誠・・・ノーベル物理学賞受賞者。理学部物理学科。
  • 天野浩・・・ノーベル物理学賞受賞者。工学部電子工学科。
  • 豊田章一郎・・・経済団体連合会第8代会長・トヨタ自動車株式会社元社長。工学部機械工学科。

3.学部学科

3.1 学部・学科についての概要

名古屋大学には文学部、教育学部、法学部、経済学部、情報学部、理学部、医学部、工学部、農学部の9学部がある。それぞれの学部について紹介する。

  • 文学部(人文学科)
  • 教育学部(人間発達科学科)
    人間の発達・学習・社会化など「人間形成」に関わるさまざまな問題を、いろいろな観点から、理論的・実践的に学ぶことを目的とする。研究領域は、小学校から大学にいたる教育の諸問題をはじめ、家庭における子どもの教育・しつけの問題から青少年のカウンセリング、職場における人間関係、国際化と教育・文化の諸問題、生涯にわたる人間形成の問題など、人間社会の全般にわたっている。
  • 法学部(法律・政治学科)
    法学部は、専門的法律家だけでなく、政治・行政・経済など多くの分野に多くの優秀な人材を送り出す学部である。法学部生には、社会のさまざまな領域で生じる解決困難な問題に対して的確妥当な価値判断や意思決定を行う能力が期待されている。そのため、法学部の勉強は単なる答えの暗記ではなく、複数の解釈や見解がありうることを想定しつつ、妥当と思われる結論を導くことが大事である。
  • 経済学部(経済学科、経営学科)
    現実の経済社会はひとつの結果がまた多数の事象の原因となり、その全体は因果関係が絡み合った複雑な構造をしている。自然科学であれば実験によって因果関係をひとつひとつ分解できるが、経済学・経営学では社会といった対象を丸ごと研究対象にするしかない。そのため多彩な研究アプローチで対象にせまることが不可欠である。
  • 情報学部(自然情報学科、人間・社会情報学科、コンピュータ科学科)
    情報科学技術に関する基礎知識・適用能力と、自然や社会をシステムとして普遍的に理解する能力を涵養することにより、システム思考に基づいて人類の直面する課題を解決し、新しい価値を生み出せる人材を育成する。また、自然科学、人文社会科学、工学、数理科学、コンピュータ科学、メディア科学、データ科学、複雑系科学、人間科学、生命科学等さまざまな視点から「情報」をとらえ、「情報」を学問として体系づけるとともに、領域の融合による新しい情報学の発展を目指す。
  • 理学部(数理学科、物理学科、化学科、生命理学科、地球惑星科学科)
    理学部は、自然科学の基礎となる学問の研究と教育を行う学部である。
  • 医学部医学科、保健学科)
    医学教育においては、講義の英語化を進めるなど積極的に国際化を図っている。研究面では、日本屈指の医学研究の場であり、骨髄バンクや癌化学療法の普及を促すなど、日本の医療の進展に大きく寄与している。
  • 工学部(化学生命工学科、物理工学科、マテリアル工学科、電気電子情報工学科、機械・航空宇宙工学科、エネルギー理工学科、環境土木・建築学科)
  • 農学部(生物環境科学科、資源生物科学科、応用生命科学科)
    食糧・生物資源の生産、生物資源の利用、生物機能の活用、生物共生環境を広く見つめ、そして深く研究し、21世紀の食・環境・健康に関するさまざまな課題の解決を通して人類の生活の向上と充実を図る。

3.2 入学定員

2020年度の募集人員を示す。

一般入試(前期日程・後期日程)

学部 学科 専攻 募集人員
前期日程 後期日程
文学部 110
教育学部 55
法学部 105
経済学部 165
情報学部 自然情報学科 30
人間・社会情報学科 30
コンピュータ科学科 53
理学部 220
医学部 医学科 90 5
保健学科 看護学専攻 45
放射線技術科学専攻 30
検査技術科学専攻 25
理学療法学専攻 13
作業療法学専攻 13
工学部 化学生命工学科 90
物理工学科 75
マテリアル工学科 99
電気電子情報工学科 107
機械・航空宇宙工学科 135
エネルギー理工学科 36
環境土木・建築学科 72
農学部 生物環境科学科 27
資源生物科学科 43
応用生命科学科 66

名古屋大学HPより引用)

推薦入試

学部 学科 専攻 募集人員
センター試験を課すもの センター試験を課さないもの
文学部 15
教育学部 10
法学部 45
経済学部 40
情報学部 自然情報学科 8
人間・社会情報学科 8
コンピュータ科学科 6
理学部 50
医学部 医学科 12
保健学科 看護学専攻 35
放射線技術科学専攻 10
検査技術科学専攻 15
理学療法学専攻 7
作業療法学専攻 7
工学部 化学生命工学科 9
物理工学科 8
マテリアル工学科 11
電気電子情報工学科 11
機械・航空宇宙工学科 15
エネルギー理工学科 4
環境土木・建築学科 8
農学部 生物環境科学科 8
資源生物科学科 12
応用生命科学科 14

名古屋大学HPより引用)

私費外国人留学生入試:全学部とも若干名募集。

3.3 キャンパス・周辺地域の環境

名古屋大学には東山キャンパス、鶴舞キャンパス、大幸キャンパスの3つのキャンパスがある。それぞれのキャンパスについて紹介する。

  1. 東山キャンパス
    東山キャンパスは東西に長い長方形の形をしている。キャンパス内にはスターバックスをはじめとするカフェが複数店舗あるほかFORESTという理系専門書店、カフェ、食堂から構成される名大生協運営の施設もある。FORESTには「For Eat Study Talk」という意味がこめられている。

    • 使用学部:文学部、教育学部、法学部、経済学部、情報学部、農学部、理学部、工学部
    • アクセス:名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅、名古屋市営バス「名古屋大学」バス停
  2. 鶴舞キャンパス
    医学部医学科のキャンパスである。キャンパスは東山キャンパスの8分の1程度である。キャンパス内には研究棟や附属病院がある。キャンパスの周辺には名古屋工業大学や名古屋市公会堂などがある鶴舞公園がある。

    • 使用学部:医学部医学科
    • アクセス:JR中央本線、名古屋市営地下鉄鶴舞線鶴舞駅 下車徒歩約5分、名古屋市営バス「名大病院」バス停
  3. 大幸キャンパス
    医学部保健学科のキャンパスである。キャンパス内には大幸医療センター、キャンパス周辺には愛知教育大学附属名古屋小学校・中学校や名古屋ドームがある。

    • 使用学部:医学部保健学科
    • アクセス:名古屋市営地下鉄名城線ナゴヤドーム前矢田駅・砂田橋駅、名鉄瀬戸線矢田駅、名古屋市営バス「大幸三丁目」バス停

3.4 学科・専攻

  • 人文学科(人文学専攻)
  • 人間発達科学科(生涯教育開発、学校教育情報、国際社会文化、心理社会行動、発達教育臨床)
    • 生涯教育開発
      人間形成と発達の過程を規程するさまざまな文化的・社会的要因について歴史、制度、地域社会、労働、技術などの様相から考えていく。具体的には、教育社会史、教育行政学、社会教育学、技術・職業教育学、生涯教育計画学といった領域からアプローチする。
    • 学校教育情報
      情報化社会における学校教育の過程や構造について、実際の学校生活や学校文化について、参与観察やフィールドスタディを行いながら、人が成長し、その中で意味を求めていく姿を共に考えていく。具体的には、教育情報学、カリキュラム学、教育経営学、教育方法学、学校環境学などの領域からアプローチしていく。
    • 国際社会文化
      異文化に出会い、異文化の人々と語り合い相互理解を深めると同時に、自文化を再発見し自己を見つめなおすことを目的とする。具体的には、人間形成学、教育人類学、教育社会学、比較教育学、教育経済学といった領域から、グローバルなレベルでの人間や教育の問題を考える。
    • 心理社会行動
      人間の認知や機能、人格特性について、社会的文化的文脈の中で、科学的にまた数量的に解明していこうというプログラムである。具体的には、心理計量学、学修行動学、パーソナリティ発達学、社会行動学、応用行動学などの領域がある。
    • 発達教育臨床
      人間の成長と発達について一方では、誕生から老人にいたるまでの過程から、また他方では、家族・学校・地域・職場といった生活空間の広がりの中から、探求していく。具体的には、生涯発達心理学、発達援助臨床学、家族発達臨床学、学校臨床心理学などの領域からアプローチしていく。
  • 法律政治学科
  • 経済学科(経済ジェネラリスト、理論・政策スペシャリスト、社会経済分析)
    個々の経済活動の論理や一国あるいは国際レベルで展開する経済動態を分析する各種の経済理論、それを応用した経済政策研究、またその動態の基盤や人々の経済活動の背景を分析する経済史、社会思想史などから構成されている。
  • 経営学科(経営ジェネラリスト、経営スペシャリスト、会計スペシャリスト)
    企業活動を対象に戦略組織、マーケティングなどを考究する経営学の諸分野と、企業活動の良否を測定・伝達したり、それを経営管理に役立てたりする会計学の諸分野などから構成されている。
  • 自然情報学科(数理情報系、複雑システム系)
    人類の直面する環境問題やエネルギー問題、少子化問題等、さまざまな問題に対して、情報学を駆使してさまざまなデータを収集・分析することで、問題解決に向けてどのような課題に取り組むべきかを明らかにするとともに、さまざまなアプローチによりその課題を解決していく人材を育成する。
  • 人間・社会情報学科(社会情報系、認知・心理科学系)
    情報学を駆使して人間の心理や知覚・感覚、コミュニティやマーケットを解明できる人材を育てるとともに、その成果によって人間、人と人の関係性、社会のあり方等を変革し、新たな価値創造に結びつけることによって、情報科学技術と人間・社会とを媒介し新たな価値を創造する人材を育成する。
  • コンピュータ科学科(情報システム系、知能システム系)
    コンピュータやネットワーク、応用人工知能や音声画像処理等の情報科学技術を専門的に学びつつ、社会や自然に対する理解力をあわせもつことで、情報技術を活用した新しい社会基盤・サービス等の創出や課題解決に貢献できる人材を育成する。
  • 数理学科
    数理的力を基礎として、自ら調べ、考え、発見していく自立的な人間を育てることを目的とする。
  • 物理学科
    学生は体系的に学び、自然に対する科学的理解の仕方を学ぶ。特に物理特有の原理から物事を問い直し論理的に考える姿勢や実証的姿勢を身につけることを目標としている。
  • 化学科
    天然に存在する様々な物質の構造決定、反応性の解明、有用な物質の合成などは化学の中心分野ですが、新しい構造・物性を有する化合物の創成と性質の探究、生体分子の構造と反応機構の解明や生理活性物質の合成などの現代化学の分野を含めた物質科学と生命科学の広い学術分野に対して、物質に関する基幹学問としての役割を担っている。豊かな文明社会を創出する新物質開拓とともに、地球温暖化やオゾン層の破壊などの近未来において人類の存亡すら左右しかねない環境問題の解決にも積極的な役割が期待されている。
  • 生命理学科
    生物学の基礎から最先端の成果まで、さまざまな角度から幅広く教育する。また、異分野の知見との融合がますます重要になっているため、高校での生物学履修の有無に関係なく、多様な個性とバックグラウンドを持つ熱意ある学生の参加を希望している。
  • 地球惑星科学科
    地球惑星科学は、対象とする地球および諸惑星の、過去・現在・未来の状態を解明するために、あらゆる手段を動員する。
  • 医学科
    世界をリードする研究医を育てることに注力している。また、海外臨床実習を導入しており、毎年20名以上の学生が世界の医療の最前線を経験している。
  • 保健学科(看護学、放射線技術科学、検査技術科学、理学療法学、作業療法学)
    • 看護学
      人間の尊厳を基盤においた全人的看護を実践する看護専門職者を育成し、人々の健康に貢献すること、将来の教育者・研究者としての資質を育成し、看護学の発展に寄与することを目指している。
    • 放射線技術科学
      急速に進歩する画像診断・放射線治療の現状に対応できる診療放射線技師を育成するとともに、専門領域の教育・研究者の育成を目指している。
    • 検査技術科学
      高度に専門化した医療に対応できる基礎力と応用力を備え、かつ医療人として不可欠な倫理観に裏付けされた豊かな人間性を備えた臨床検査技師、さらに監査技術科学を学問として追及する教育・研究者を育成することを目指している。
    • 理学療法学
      理学療法士はリハビリテーション医療の最前線で、疾病や障害を持った人々が質の高い生活を送るために運動機能や生活機能の改善を支援する専門医療技術者である。
    • 作業療法学
      幅広い教養知識に加え、作業療法に必要な専門知識と技術に関する教育を行う。また、チーム医療が求められる臨床において、高い倫理性と多職種との協調性を兼ね備え、リーダーシップを発揮できる作業療法士の養成を目指している。
  • 化学生命工学科
    化学の基礎学問である物理化学、有機化学、無機化学、分析化学、生化学などを体系的に学び基礎力を養ったうえで、合成化学、生命工学、材料化学、高分子化学などの学問を修め工学的な見地からの俯瞰的応用力を身につける
  • 物理工学科
    物質の電気・磁気・光学的性質を調べて機能性物質の創製を目指す物性物理、極限的な高圧・低温・極小を調べて新規物質を探索する極限物理、DNAなどのソフトマテリアルや流動現象、機能性物質の設計指針を探る計算科学など、基礎から応用まで物理学を広く深く学び、物質世界や自然情報の世界の冒険に挑む。
  • マテリアル工学科
    「マテリアル」という大きなテーマのもと「何をつくるか(デザイン)」、「どのようにつくるか(プロセス)」、「いかにして社会に送り出すか(システム)」を考え、教育・研究を行う。
  • 電気電子情報工学科
    エネルギー・環境、発送電、電力機器・システム、ナノテクノロジー、最先端エレクトロニクス、デバイス、コンピュータ、通信、情報システムなどの各分野を基礎から学ぶ。
  • 機械・航空宇宙工学科
    多種多様な工業製品や航空宇宙機といった複雑なシステムを創り上げるために必要な、全ての自然科学分野の基礎・応用技術を探求する。機械工学および航空宇宙工学の共通の基礎教育の後、専門教育として根幹となる学問分野を、演習・実験・実習を交えつつ学べる。
  • エネルギー理工学科
    現代社会のすべての活動に不可欠なエネルギーについて、エネルギーに関連する新材料、さまざまな最先端計測技術、革新的なエネルギー発生システムなど幅広い分野について、基礎から世界最先端の研究までを勉強することができる。
  • 環境土木・建築学科
    暮らしをより安全・安心で快適にし、自然と調和した社会を築くための基盤について、計画から設計・施工、維持管理、環境との調和の全てを扱う環境土木工学と、人間のさまざままな生活行為を含む空間を創造する総合学であり、美しい建築・都市デザイン、安全・安心な構造、快適な環境づくりなどを扱う建築学を学ぶことができる。
  • 生物環境学科
    最新のフィールドサイエンスやバイオマス科学などを学び、森林をはじめとする生物圏環境と人との共生を目指す。また、人類が直面する環境問題や、生物資源の持続的生産・利用に関する諸問題の解決に挑む人材を養成する。
  • 資源生物科学科
    革新的な食料生産と遺伝資源の開発・保存を可能とする最新のライフサイエンスを学び、食料生産や地球環境の保全などにまつわるグローバルな問題の解決をめざす。生物が長い進化の歴史の中で培ってきた生体機構や生存戦略を学び、専門性と国際的視野をもって食料・環境などの諸問題解決にいどむ人材を育成する。
  • 応用生命科学科
    最新のバイオサイエンスやバイオテクノロジーについての専門知識と技術を学ぶ。そして、微生物、植物、動物細胞などを対象として、遺伝子、蛋白質、生理活性物質など生命を支える分子の構造、機能について研究し、食と健康など人類が直面する諸問題の解決に貢献できる人材の育成をめざす。

3.5 特徴・資格

各学部・学科で取得できる資格を紹介する。

教員免許状(平成29年度)

学部名 中学校教諭一種免許状 高等学校教諭一種免許状 お問い合わせ先
文学部 国語、社会、

外国語(英語、ドイツ語、フランス語)

国語、公民、地理歴史、

外国語(英語、ドイツ語、フランス語)

文系教務課

052-789-2207

教育学部 社会 地理歴史、公民 文系教務課

052-789-2607

法学部 社会 公民 文系教務課

052-789-2316

経済学部 公民、商業 文系教務課

052-789-2358

情報学部 数学 数学、情報 情報学部教務学生係

052-789-4823

理学部 数学、理科 数学、理科 理学部教務学生係

052-788-6252

農学部 理科 理科、農業 農学部教務学生係

052-789-4010

(http://www.nagoya-u.ac.jp/admission/interest/license/index.htmlより引用)

その他の資格(主なもの)

学部名 取得可能な資格
文学部 学芸員
教育学部 学芸員、司書教諭、社会教育主事
理学部 測量士補、学芸員
医学部 医師、看護師、保健師、助産師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士
工学部 第1級陸上特殊無線技士、第3級海上特殊無線技士、電気主任技術者(1種、2種、3種)、ダム水路主任技術者(1種、2種)、測量士、測量士補、水道布設工事監督者、水道技術管理者、建築物環境衛生管理技術者、毒物劇物取扱責任者、ダム管理主任技術者、特殊建築物等調査資格者、特別管理産業廃棄物管理責任者
農学部 食品衛生管理者、食品衛生監視員、樹木医補、家畜人工授精師、甲種危険物取扱者、自然再生士補
環境学研究科 防災士、専門社会調査士

(名古屋大学HPより引用)

3.6 名物行事や教授・講義など

名古屋大学の学園祭や授業について紹介する。

  1. 名大祭
    毎年6月の上旬に東山キャンパスで行われる名古屋大学の大学祭である。サークル、部活動による約100種類ものイベントや研究室の一般公開、授業体験など、趣向を凝らした企画で賑わい、毎年約8万人が訪れる。また、バリアフリーへの配慮やごみの分別など環境への取り組みにも力をいれている。
  2. 国際政治学
    法学部の授業。ほぼ毎回ランダムでグループを組み米中関係やSDRについてディスカッションをする。グループでの活動はインターンなどでも生かすことができる
  3. PBL2
    情報文化学部自然情報学科の授業。4人くらいのチームに分かれて、車型のロボットのプログラミングをする。役割を分けてチーム開発を体験できる。また、プログラミング言語であるC言語を学ぶことができる
  4. 経営組織
    経済学部の授業。企業の内部・外部の環境への適応方法について学ぶ。前半は5フォースの勉強、後半はリーダーシップ論などについて学ぶ。さまざまなケースを用いて説明してくれるので面白く、ためになると評判。

4.入試情報

4.1 入試種別

名古屋大学の入試には以下のものがある。

  • 一般入試(前期・後期)
  • 推薦入試(センター試験を課す・センター試験を課さない)
  • 私費外国人留学生

4.2 受験日程/科目/難易度/平均点

一般入試の受験日程、科目について紹介する。(2020年度)

<受験日程>

  • インターネット出願登録期間:2020年1月14日(火)~2月5日(水)15時まで
  • 出願期間:2020年1月27日(月)~2月5日(水)16時必着
  • 試験日:前期日程 2020年2月25日(火)、26日(水)、27日(木)(27日は医学部医学科のみ)
  • 後期日程 2020年3月12日(木)
  • 合格発表:前期日程 2020年3月7日(土)
  • 後期日程 2020年3月21日(土)

<受験科目>

  • 文学部
    • センター試験:国語、地歴公民から2教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科基礎から2教科、外国語
    • 個別学力検査:国語、地歴、数学、外国語
  • 教育学部
    • センター試験:国語、地歴公民・理科から3教科(ただし地歴公民、理科はどちらも1以上、理科基礎は2つで1教科とする)、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科基礎から2教科、外国語
    • 個別学力検査:国語、数学、外国語
  • 法学部
    • センター試験:国語、地歴公民から2教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科基礎から2教科、外国語
    • 個別学力検査:数学、外国語、小論文(高等学校の地歴、公民の学習を前提とする)
  • 経済学部
    • センター試験:国語、地歴公民から2教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科基礎から2教科、外国語
    • 個別学力検査:国語、数学、外国語
  • 情報学部自然情報学科
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科から2教科、外国語
    • 個別学力検査:数学、理科から1教科、外国語
  • 情報学部人間・社会情報学科
    • センター試験:国語、地歴・公民から2教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科基礎から2教科、外国語
    • 個別学力検査:地歴・数学から1教科、外国語
  • 情報学部コンピュータ科学科
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科から1教科、外国語
    • 個別学力検査:数学、理科から2教科、外国語
  • 理学部
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科から2教科(ただし物または化を含むこと)、外国語
    • 個別学力検査:国語、数学、理科から2教科(ただし物または化を含むこと)、外国語
  • 医学部医学科
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、物・化・生から2教科、外国語
    • 個別学力検査:国語、数学、物・化・生から2教科、外国語、面接
  • 医学部保健学科
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、物・化・生から2教科、外国語
    • 個別学力検査:数学、物・化・生から2教科、外国語
  • 工学部
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、物理、化学、外国語
    • 個別学力検査:数学、物理、化学、外国語
  • 農学部
    • センター試験:国語、地歴公民から1教科、数学Ⅰ・A、その他数学から1教科、理科から2教科、外国語
    • 個別学力検査:数学、理科から2教科、外国語

5.学費・奨学金

名古屋大学の学費や奨学金について紹介する。

<学費>

授業料:535,800円

<奨学金>

名古屋大学で受けられる主な奨学金には日本学生支援機構奨学金民間奨学金財団奨学金地方公共団体奨学金がある。それぞれについて紹介する。

  • 日本学生支援機構奨学金
    経済的理由により修学に困難がある優れた学生等に対し、学資として貸与(貸付)されるもので、貸与が終了したら必ず返金するものである。以下に詳細を示す。
種類 貸与金額
学部生 第一種奨学生 自宅通学

(右欄の3種類から選択)

20,000円

30,000円

45,000円

自宅外通学

(右欄の4種類から選択)

20,000円

30,000円

40,000円

51,000円

第二種奨学生 右欄の金額内で選択

(1万円単位)

20,000円~120,000円

名古屋大学HPより引用)

  • 民間奨学財団奨学金、地方公共団体奨学金
    民間企業が母体の財団法人などが募集する奨学金制度、または都道府県や市区町村などの地方公共団体などが募集する奨学金制度である。これらの奨学金には、大学を経由して応募するものと、奨学団体が直接募集するものがある。特に地方公共団体の奨学金は出願資格に当該地域に在住する者の子弟を対象にし直接公募するものが多いので、詳細は該当する自治体の奨学金関係のホームページを確認するか、各自治体へ問い合わせてください。

6.学生寮

名古屋大学には学生寮として国際嚶鳴館(おうめい)館がある。嚶鳴館は良好で快適な勉学・生活の場の提供と健康的で自律的な市民生活の体験ならびに日本人学生と外国人留学生が共同生活を通じて相互理解を深めるための場として設置された学生宿舎である。

  • 場所:名古屋市昭和区高峰町165、名古屋大学東山キャンパスから南に約700m
  • 入居者:日本人(学部学生のみ)と外国人留学生
  • 選考基準:自宅から通学に要する時間が片道2時間以上であること。選考にあたっては生活困窮度の高い者から許可。
  • 所要経費:寄宿料 月額16,000円(共益費含む)、電気代 月額実費
  • 施設概要:
居室 個室(13m2) 居室図面
居室設備 ユニットバス・トイレ、エアコン、ベッド、ワードローブ、机、椅子、戸棚、下足箱等
共通設備 キッチン(IHクッキングヒーター)、ガス給湯機、冷蔵庫

洗濯機(コイン式洗濯機・乾燥機)、リビング

安全対策 玄関出入口:センサー式電子ロック錠付き扉

女子学生フロア入口:暗証番号式電子ロック錠付き扉

名古屋大学HPより引用)

7.進路実績

7.1 進学・就職実績

平成30年度卒業生の進学・就職実績を示す。

学部 卒業者 大学院進学者 就職者 その他
企業等 教員 公務員
文学部 148 10 81 8 36 125 13
教育学部 78 10 45 7 11 63 5
法学部 158 25 95 28 123 10
経済学部 207 8 176 13 189 10
情報文化学部 91 32 49 5 54 5
理学部 289 214 48 11 5 64 11
医学部(医学科) 112 73 33 106 6
医学部(保健学科) 216 40 159 6 165 11
工学部 813 680 100 3 103 30
農学部 185 138 25 9 34 13
合計 2297 1157 851 26 149 1026 114

(自己作成・転載OK)

7.2 大学院・研究機関の概要

名古屋大学の大学院にある研究科・専攻や研究機関について紹介する。

<大学院>

  • 人文学研究科(人文学専攻)
  • 教育発達学研究科(教育科学専攻、心理発達科学専攻)
  • 法学研究科(総合法政専攻、実務法曹養成専攻)
  • 経済学研究科(社会経済システム専攻、産業経営システム専攻)
  • 情報学研究科(数理情報学専攻、複雑系科学専攻、社会情報学専攻、認知・心理科学専攻、情報システム学専攻、知能システム学専攻)
  • 理学研究科(素粒子宇宙物理学専攻、物質理学専攻、生命理学専攻)
  • 医学系研究科(医科学専攻、総合医学専攻、看護学専攻、医療技術学専攻、リハビリテーション療法学専攻)
  • 工学研究科(有機・高分子化学専攻、応用物質化学専攻、生命分子工学専攻、応用物理学専攻、物質科学専攻、材料デザイン工学専攻、物質プロセス工学専攻、化学システム工学専攻、電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻、機械システム工学専攻、マイクロ・ナノ機械理工学専攻、航空宇宙工学専攻、エネルギー理工学専攻、総合エネルギー工学専攻、土木工学専攻)
  • 生命農学研究科(生物圏資源学専攻、生物機構・機能科学専攻、応用分子生命科学専攻、生命技術科学専攻)
  • 国際開発研究科(国際開発協力専攻)
  • 多元数理科学研究科(多元数理科学専攻)
  • 環境学研究科(地球環境科学専攻、都市環境学専攻、社会環境学専攻)
  • 創薬科学研究科(基盤創薬学専攻)

<研究機関>

  • 環境医学研究所:附属次世代創薬研究センター
  • 未来材料・システム研究所:附属未来エレクトロニクス集積研究センター、附属高度計測技術実践センター
  • 宇宙地球環境研究所:附属国際連携研究センター、附属統合データサイエンスセンター、附属飛翔体観測推進センター
  • アイソトープ総合センター
  • 遺伝子実験施設
  • 物質科学国際研究センター
  • 高等教育研究センター
  • 農学国際教育研究センター
  • 博物館
  • 心の発達支援研究実践センター
  • 法政国際教育協力研究センター
  • 生物機能開発利用研究センター
  • シンクロトロン光研究センター
  • 減災連携研究センター
  • 細胞生理学研究センター
  • 脳とこころの研究センター
  • ナショナルコンポジットセンター
  • 予防早期医療創成センター
  • 男女共同参画センター
  • 低温プラズマ科学研究センター
  • 数理・データ科学教育研究センター
  • 高等研究院
  • トランスフォーマティブ生命分子研究所
  • 素粒子宇宙起源研究所
  • モビリティ社会研究所
  • ナノライフシステム研究所マテリアルイノベーション研究所
  • 社会イノベーションデザイン学センター

8.大学の雰囲気/メリット/体験談

名古屋市内にあるがキャンパス内は木々が多く、春は桜、秋は銀杏など自然を肌で感じることができる。国立大学ということもあってか落ち着いている学生が多い。男子が多い工学部、理学部と女子が多い教育学部、文学部では雰囲気が異なるが、おしゃれな人は文系に特に多いという。サークル活動は非常に盛んであり、大学の規模が大きいということもあって数えきれないほどのサークルがある。

研究面でも功績が多く、優れた研究成果・人材輩出により地域と世界の発展に貢献してきた。具体的には、6人(野依良治、益川敏英、小林誠、下村脩、赤﨑勇、天野浩)のノーベル賞受賞者を輩出している。また、名古屋大学は日本のものづくりを支える中部地方を牽引している。自動車産業や航空宇宙産業の世界的な集積地である中部地方の基幹大学である名古屋大学は人材と研究の両面から日本のものづくりの根幹を支えてきた。現在も産学官連携のもと、新たな複合材料の研究開発やモビリティ社会の確立に向けた技術開発など国家的なプロジェクトを進めている。

名古屋大学は、時代に先駆け約20年以上前アジアに進出してきた。2005年以降アジア7ヵ国8ヵ所に「日本法教育研究センター」を開設し、日本語による日本法教育を提供している。また、法学、医学、生命農学、国際開発、環境学の分野で各国の中枢を担う人材育成を進めるなど、アジア各国に拠点を置いてネットワークを拡大している。

また、名古屋大学は国連機関UN Womenによる世界的なジェンダー平等の推進運動「He For She」を主導する世界の10大学に、日本から唯一選ばれた。名古屋大学は全国の大学に先駆けて2003年に男女共同参画室を置き、男女共同参画社会の実現や女性研究者支援などの活動を続けてきた。

参考
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