多くのノーベル賞受賞者を輩出する「マサチューセッツ工科大学」!その偏差値や入試情報などまとめ

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今回はアメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに存在する名門校、マサチューセッツ工科大学(通称MIT)を紹介します。

イギリスの教育専門誌である『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』による「世界大学ランキング」の2020年版では、オックスフォード大学、カリフォルニア工科大学、ケンブリッジ大学、スタンフォード大学に次いでマサチューセッツ工科大学が第5位にランクインしています。

マサチューセッツ工科大学は多くのノーベル賞受賞者を輩出しており、世界各国からトップクラスの学生が集まり勉強しています。2020年において、マサチューセッツ工科大学の生徒数は4530名であり、教授は1067名ですので、約3人の学生に1人の教授がつくという割合になっています。 

 

大学概要 

 マサチューセッツ工科大学HPによれば、マサチューセッツ工科大学は1861年、自然哲学者であるウィリアム・バートン・ロジャースによって「ボストン技術学校」という名前で設立され、その後1865年にマサチューセッツ工科大学として開校されました。 

 マサチューセッツ工科大学のミッションは、21世紀の国家と世界に最も役立つ科学や技術などの学問分野における、知識の向上と学生教育です。そのために、大学では知識の生成、普及、保存に尽力し、この知識を世界の大きな課題に対応させるべく、多様な人々と協力することに尽力しています。

 マサチューセッツ工科大学は、厳しい学術研究と発見の興奮、多様なキャンパスコミュニティと知的刺激を組み合わせた教育を学生に提供することに力を注いでいます。つまり、人類の向上に向けて、賢く、創造的で、効果的に働く能力と情熱を育成することを目指しているのです 

 マサチューセッツ工科大学はノーベル賞受賞者を多数輩出していることで有名で、その数は95名に登ります。ノーベル物理学賞を受賞したマレー・ゲルマンもマサチューセッツ工科大学の卒業生です。また、そのほかにも59名の全米科学勲章受章者、29名の全米技術イノベーション勲章受章者を輩出しています。 

 

学部・学科 

 マサチューセッツ工科大学の専攻分野は、大きく分けて「工学」「理学」「建築学・都市計画・地域計画」「経営学」「人文科学・社会科学」の5つです。そこから細かく枝分かれし、学部生の主専攻は46種類、副専攻は49種類に登ります。

 しかしながらやはり工科大学というだけあって、学生の約半数が工学を選考します。したがって理系分野に強い大学というイメージがあるかもしれませんが、人文科学や社会科学、経営学といった分野も実は優秀なのです。

 また、マサチューセッツ工科大学には面白いプログラムが存在し、それが「The Undergraduate Research Opportunities Program」(通称UROP)です。新入生は入学直後からこのプログラムに参加するのですが、教授とともに実験や実習を行うことで、最先端の研究に触れることができるという内容になっています。 

 

入試情報 

 マサチューセッツ工科大学HPによれば、2023年度の授業への志願者は21312名、その中で入学を許可されたのは1427名です。倍率にするとおよそ15倍で、入学難易度の高さが伺えます。

 留学生がマサチューセッツ工科大学に出願するために必要な書類は、エッセイを含む願書、SATやTOEFLなどの共通テストのスコア、成績証明書、推薦状二通(数学もしくは科学の先生から1通、人文・社会科学または外国語の先生から1通)です。

 また、このほかにインタビュー」と呼ばれるマサチューセッツ工科大学の卒業生による面接があり、留学生は受けることが推奨されています。

 マサチューセッツ工科大学も他のアメリカの大学同様、エッセイや願書の内容が重視されますが、テストのスコアが高いことは必須ですので、出願する場合はできる限り早くからの準備が求められるでしょう。 

 

学費・奨学金制度 

 マサチューセッツ工科大学の学費は、年間約550万円、そこに住宅や食事、教科書代などを含めると1年間にかかる費用はおよそ770万円です。4年間で考えると、約3000万円のお金が必要になります。

 しかしながら、マサチューセッツ工科大学はアメリカの大学には珍しく、留学生も留学生でない学生と同じ制度で奨学金を受けることができます。実際に、全学生の約9割が何らかの奨学金を貰い大学に通っています。 

 

学生寮 

 マサチューセッツ工科大学には18の学生寮が存在します。1年生は必ず寮に住むことになりますが、寮によって様々なカルチャーが存在します。猫を飼っても良い寮が存在したり、パーティ色の強い寮が存在したりと想像するだけでも楽しそうです。中でもTANG寮は雄大チャールズ川を見下ろせるとあって有名です。TANG寮にはコインランドリーや共有スペース、卓球台、ピアノ室などがあり、設備が充実しています。 

 

進路実績 

 マサチューセッツ工科大学の卒業生が歩む進路は様々です。大学院に進むケースも多く、そのままMITの大学院へ進む場合や、他の大学院へ行く場合あります。就職する場合としては、GoogleAppleをはじめとしたアメリカのグローバル企業や、アメリカのベンチャー企業に就職する卒業生もいますし、留学生の場合は自分の国に帰って就職する卒業生も一定数存在します。 

 

大学の雰囲気・メリット・体験談など 

 マサチューセッツ工科大学は、アメリカの大学の中でも多くのサークルや部活があることで知られています。500以上のサークルや部活が存在し、自分の興味があるコミュニティの中でキャンパスライフを送ることができます。 

 また、マサチューセッツ工科大学をはじめとするアメリカの大学は、日本の大学とは異なり課題の量が膨大なことで知られており、自分の専攻分野についてしっかり基礎と応用を身につけることができます。講義は議論形式で行われるものが多いため、自ずと考える力も身につくことでしょう。以前紹介したハーバード大学とは、ライバル関係にありながらも共同研究組織を立ち上げるなど、協力しながら切磋琢磨しています。 

 マサチューセッツ工科大学に入学すれば、トップレベルの施設の中でトップレベルの学生たちとともに学ぶことができます。その価値は学費の高さや入学の難しさをはるかに上回ることでしょう。この記事を読んで、マサチューセッツ工科大学に興味を持ってもらえると幸いです。 

 

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