いよいよ緊急事態宣言が発令されてしまいました。
首都圏の小学生、中学生そして高校生は、聞く限りは入学式ないしは始業式を昨日マスク着用にて短時間で終わらせ、当面自宅学習にて行うべき課題の細かな指示を受けた上で、またこの後ゴールデンウイーク明け、長いところでは5月5日まで休校、と告げられでいるようです。
さて、通常の学年の生徒たちはとりあえず学校の課題をこなしたり、学校で使う予定の教科書やワークに沿ってのんびりと進めて行けば皆が遅れていることもあって、自分だけ遅れをとることはないと思われます。
しかしながら、今年が受験生となってしまった皆さんは、いったいどうすれば遅れを取らずに受験準備が出来るのだろうかと、不安で気をもんでいらっしゃるのではないでしょうか。
塾業界の講師たちにとっても今回のようなことは後にも(まあ後はわかりませんが)先にも初めてのことなので、どうアドバイスをしてあげたらよいのか頭をかかえているところではありますが、大手塾や予備校も休校措置やオンライン授業形式の導入など、通常通りのサポート体制では動いていない、ということを考えれば、まず真っ先にいえるのは、
『独学で勉強をしようとしていた受験生が最も有利なスタートとなった』
ということでしょう。
自学自習の習慣がないから、学習のペースづくりとして塾や予備校メインで受験勉強を進めていこう、と考えていた人たちは正直少し遅れたスタートとなってしまっていると思われますが、気付いた今、方向転換をせずに様子を見ていてもこの先数か月は状況が変わらないような気がしますので、その場合に備えて早めに独学スタイルに切り替えて動き始めるのが良いと思います。
では、独学で受験勉強を進めて行こうと思った人が真っ先にやらなくてはならないことは何なのでしょうか?
ひとまず、これらを決めなければ学習計画が立てられない=学習に取り掛かれない、という絶対に必要なアイテムを以下にあげてみました。
簡単そうに言うけど、これがなかなか難しいことだから塾や予備校に行こうと思っていたんです!という声が聞こえて来そうですが、社会の状況を考えるとやむをえません。
本来、独学に向いていない人でも独学をせざるを得ない状況になってしまっていますから、ここは早めに覚悟をしてとにかく動き始めた方が良いでしょう。
そして、具体的に使う教材の選び方や進め方については、とても悩むところだとは思いますが、こんな時代ですからネットやオンライン教材を有効活用して情報収集しつつ方向性を決めましょう。
ブログなのでお勧めの教材などをいくらか調べ上げた後に、アマゾンで書籍名から検索してレビューなどを参考にすると、意外と自分に合ったものに行きつくことも多いですよ。
あとはメルカリなどで検索してみると、たくさん出品されているものはそれだけ出回っているということなので、購入して試しに使ってみても損はないと思います。
中古ならそんなにお金もかからないので、塾や予備校がなくなってしまった分、自分にぴったりの参考書探しに没頭してみるのも、この期間ならではの受験生にとっての良い過ごし方だと思います。
とにかく、皆が初めてのこの状況。何がどうなるか全く見えませんが、少なくとも受験がなくなることはありません。それだけを忘れずに、マイペースに前に進んで行きましょう。
受験関連の独学の仕方などは、教科別にまたあらためて詳しく発信していきたいと思っています。
それまで皆で頑張りましょう!