上手い人はみんなやっている!?説明上手になるための3つのポイント

これでもあなたも説明上手?; 説明がうまいと思ったエピソード集

あなたの説明、わかりやすいですか?

突然ですが、あなたは自分の説明に自信がありますか?

説明する力は日常生活だけではなく、学校の勉強でも非常に役に立つものです。例えば現代文の記述式の問題では、字数制限つきで解答しなければいけないことが多いですよね。そのようなときは問いに対する適切な答えをうまくまとめつつ、採点者にとってわかりやすい説明を心がけなければいけません。思うがままに文章を書き連ねるだけでは良い回答は決して作れないのです。

今日は皆さんに「誰でも説明上手になれるコツ」をお教えしたいと思います。

  • 「分かりやすく伝えているつもりだけど、なかなか理解してもらえない…」
  • 「上手く伝える方法が分からない」

そのような経験を一度でもしたことがある人は、ぜひこの記事を読んでみてください。

ある美容部員の方の話

美容部員とは、百貨店やドラッグストアなどで化粧品の販売をしている方のことで、来店したお客様それぞれのご要望に沿って適した商品をお薦めする仕事です。よくデパートの化粧品売り場で髪を束ね、黒い服を着て店頭に立っている女性を見かけますよね。

美容部員の実力は説明する力でほとんど決まってしまうようなものです。販売するものが化粧品というあまり馴染みのないものだからこそ、いかにお客様に商品の魅力を伝え、買いたいと思わせるかどうかが販売量を左右するからです。お客様が商品を見ただけではその効能が分かりづらい化粧品であるからこそ、美容部員がしっかりと商品の良さをアピールしなくてはならないのです。

ここで私が先日お会いした美容部員さんのエピソードをご紹介します。私はその日、友人にプレゼントとして渡すための化粧品を探していました。

美「いらっしゃいませ。本日はどのようなものをお探しですか?」

私「友達にプレゼントをあげたいのですが、何がいいのかも分からないし、このお店に何があるのかも分からないんです…」

美「プレゼントですか…サイズや価格帯などは決まっていらっしゃいますか?」

私「できれば2000円程度だと嬉しいですが、物によってはいくらでも大丈夫です。サイズは特にこだわっていません。」

美「かしこまりました。まずプレゼント用としてお薦めできるのがこちらAとB(AとBは商品名)になります。AもBも日常使いにぴったりで人を選ばずお使いいただける商品になっております。ご予算の点に関しましては、Aは1800円程度、Bは2500円程度でAの方がお客様のご予算に合ったものとなっております。他のお客様の中では、ポケットにも入りやすいサイズということでBの方が人気でございます。」

というエピソードです。私はこの美容部員さんの説明が大変分かりやすく、瞬時に買うべき商品を決めることができました。一見普通の説明をしているようにも見えますが、そこにはきちんと説明上手のコツが隠れていたのです。

説明上手になるためのポイント

では、分かりやすい説明をする人には具体的にどのような共通点があるのでしょうか。

伝えたいことを明確に

まず最初に、相手に伝えたいことを明確に提示するということです。先ほどご紹介したエピソードの中で、相手(私)が美容部員さんに求めたことは、「友人に渡すプレゼントとして良さそうな商品についての説明」です。その返答として、美容部員さんは「伝えたいことを簡潔に・明示的に」言っていました。プレゼントとしてのお薦めについて聞かれたとき、「Aは〜で、Bは〜で、AとBがお薦めです。」と言われるよりは、「AとBがお薦めです。」と区切って言ってもらえた方が、知りたい情報が簡潔に述べられていて分かりやすいですよね。

このように相手に一番伝えたいことに関しては、なるべく他の情報を排除し、簡潔かつ分かりやすい文章にする工夫をすると良いです。

相手の立場になって考えてみる

次は、相手の立場で考え、その上で説明するということです。具体的には例を交えたり、より詳細な情報を加える、という方法が挙げられます。冒頭部分で「AとBがお薦めである」という情報は手に入りましたが、私にとってはAとBの差がよく分からないままで、決断の決定的な根拠にはなりませんでした。このような私の状況を見込んで、商品に関するさらなる情報を提示してくださりました。今回は「それぞれの商品のメリット・デメリットを価格帯、人気の二点で比較する」という説明を追加していましたね。この説明を聞いて、私はAとBのうち一つに絞ることができました。

話す順番は先に考えておく

最後に、あらかじめ説明の順番を決めておく、ということです。これは一見とても難しく感じるかもしれません。

「相手に瞬時で反応しなければいけないのに、いちいち話す順番を考えなければいけないのか」

そう感じる人もいるでしょう。しかし、とても簡単なので安心してください。

一番注意すべきポイントは、「最も伝えたいことを先頭におく」ということです。さらに余力がある人は「その他の情報に関しては、なるべく整理して簡潔にする」という点も意識してみましょう。

先ほどのエピソード内でも、まず「一番お薦めする商品がAとBであること」を説明した後で、「AとBについて比較する」という構成になっています。お薦めする商品についての説明は、相手が一番知りたかったことなので先に、それ以外の情報は後に回します。

またAとBに関する他の情報も、思いついたままツラツラ述べるのではなく、整理してから説明すると良いでしょう。今回、AとBに関する情報には、価格帯と人気についての情報があります。このとき「Aは○円で人気が割とある。Bは×円で人気が結構ある。」と言うのではなく、価格帯と人気の二点でAとBを比較して説明しています。

相手はAかBか決断したいと考えているため、その手助けをするような比較の仕方を意図的に抽出する必要があります。

まとめ

いかがでしたか?ちょっとした会話の中でも、説明が上手な人は以上のようなポイントをしっかりおさえている、ということがお分かりいただけたかと思います。

今日ご紹介したポイントはたった3点ですが、普段説明する時にいきなり全てを意識するというのはなかなか難しいことです。ですが、意識して練習を繰り返していけば、どんな人でも必ず説明上手になることができます。

説明が得意な人も、そうではない人も、コツを覚えてより分かりやすい説明を目指しましょう!

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