学校だけでなく、最近は大学入試や英検、TOEICでも150字から200字程度の英作文を課すことが多くなってきましたね。英語がそんなに苦手でない人でも、英作文というとたじろいでしまう人が多いのではないでしょうか。
今日は、そんな恐怖の英作文をサラサラサラ…と書き上げるコツをお伝えしたいと思います。
そもそも、母国語である日本語で書けない内容のものは英語でも書けるわけがありませんので、まずはテーマを見たら、
『日本語で内容を思い浮かべる』
のが基本です。
日本語でも英語でも、長くても短くても、文章は『起承転結』ないしは『序論本論結論』の構成にするのが基本です。
この構成に従って、ざっと内容を頭で思い浮かべたら、問題用紙の裏や空欄を利用して簡単に日本語で下書きをしましょう。そのあと、その日本語を出来るだけ簡単な英語に変換して、字数に応じて肉付けしていくのが良いと思います。
出来るだけ簡単な英語に変換する理由は、内容に関しては個人の考え方なので点をつけることが出来ませんから、採点者としては内容そのものでなく表現、つまり文全体の構成と一つ一つの文章の表現が適切でわかりやすいか、スペルミスや語法のミスがないかという点で採点していくしかないからです。
ですから、敢えて難しい英語を書こうとしてスペルや語法を間違えてしまうよりは、簡単な英語で正しく書いた方がマイナスになりにくいのです。
書いてみて意外と150字以上となると字数が足りなかったりするものですが、そのあたりはうまく身近な例を一つ二つ挿入するなどして乗り切りましょう。
行うことはこれだけなのですが、やはり何もないところから自分の考えを、しかも英語で書き起こすことはそんなに容易なことではありません。
ではどうすれば、どんなテーマに対してもある程度の文章を書けるようになるかというと、
『短くてもいいから毎日書いて練習する』
ということにつきます。
いきなりガッツリと文章を書くことは少し敷居が高いな、と思うのであれば、はじめは2~3行のごく短い文章からで全然かまいませんから、まずは一行日記という形で、その日に思いついたことや起こった出来事を、英語で文章にしてみる練習をコツコツと積み重ねて行ってみてください。
例えばですが、
などなど、日常のちょっとしたことなら何でもかまわないのです。
そうやって、思ったことを言葉にしてみること、特に英語にしてみることで、徐々に自分の考えを書き表すことに慣れていきますし、それと同時に英吾の表現のレパートリーも増えて行きます。
上記の例文でも、一見簡単そうに見えますが、あれ、『機嫌がいい』って何て言うんだろう?とか、『学級閉鎖』って何て言うんだろう?と思って調べることで、次回からは調べなくても書けるようになりますよね。
やっぱり『慣れる』ことより勝る方法はないと思います。
めんどうだな~、と思ってしまう気持ちもわかりますが、これからの時代は、英作文さえ得意になっておけば、手前の方の問題で多少つまずいたとしても、英作文の配点が非常に高いので合格点を取れる可能性が十分にありますから絶対にお得だと思います。
ぜひぜひ、気軽な気持ちでやってみて下さい!