これだけは!英文和訳問題で気をつけるべきポイント3つ

英語

大学受験の英語の勉強も終盤に差し掛かると,完成形に近づけるために避けて通れないのが英作文や英文和訳問題の対策ですね。

そのうちの英文和訳問題の解き方について,今回はお伝えしようと思います。

まず,英文和訳問題を解くために最低限身に着けておかなければならない英語のスキルとしては以下の3点です。

  1. 基本5文型の知識
  2. 語彙(単語・熟語)
  3. 構文のバリエーションの知識

この3つについて,一つ一つ見て行きましょう。

ポイント① 基本5文型の知識

長文読解をする際も,乱文整序をする際も,各種英文法問題を解く際も必ず必要となってくる基本5文型の知識ですが,英文和訳においても例外ではありません。

まずは和訳する対象の英文を品詞分解して文型を見極め,その文型に忠実に,漏れのないように訳をつけていきます。

ご存知かもしれませんが,基本的な訳の手順は以下の通りです。

第1文型 S+V(+M)    Sは(M)Vする
→ ←

第2文型 S+V+C(+M)   Sは(M)Cである
→ ←3←2←1

第3文型 S+V+O(+M)   Sは(M)OにVする
→ ←3←2←1

第4文型 S+V+O+O(+M)   Sは(M)OにOをVする
→ ←4←3←2←1

第5文型 S+V+O+C(+M)   Sは(M)OをCに(と)Vした
→ ←4←3←2←1

文章がどんなに長く,また複雑になろうとも,基本的にはこの順番で訳をつけていく,ということに例外はありません。

逆に言えば,この順番だけを守っていれば,大きな誤訳や訳抜けも避けることが出来るということになります。

ポイント② 語彙(単語・熟語)

英文和訳をする際に,避けて通れない必要な知識がこの語彙です。
どんなに文型に忠実に訳をつけていっても,ある単語の意味が解らない,全く予測もつかない,となってしまったらその場所に訳を入れることが出来なくなってしまいますよね。

そこでやはり,普段から単語や熟語などの語彙はある程度暗記しておかなくてはなりません。

しかし本番で,どうしても知らない単語が出てきてしまったらどうしたら良いかというと,文型に沿って忠実に訳をつけていくようにしていれば,ある程度前後の文脈からその単語の意味が推測出来る場合も多いと思うので,きれいな訳になるようにその部分を推測した意味をあてはめて完成させるしかありません。

その推測を行う際のコツとしては,意味を推測しようとしているその単語の品詞は何なのか,少なくともそれだけは判断出来るスキルを身に着けておきましょう。

判断材料としてはその形(例えば語尾が-lyなら副詞,-mentなら名詞といった風に),または5文型でCの場所に位置しているからその単語は形容詞である,前置詞の後に置いてあるから名詞である,といったように論理的に判断するのです。

そうすることで,どうしても知らない,あるいは忘れてしまった単語や熟語の意味をある程度言い当てることが出来ます。

出来上がった訳が全体として日本語できれいな訳になっていて,意味が通じるものであればその推測は合っている可能性が高いのです。

ポイント③ 構文のバリエーションの知識

では最後に構文のバリエーションの知識についてですが,これも単語や熟語と同じように,基本構文集などであらかじめ必要最低限のものについては暗記をしておく必要があります。

ただ,実際に本番で知らない構文が出てきたり(構文だと気付かないかもしれませんが),形は見覚えがあるけれど訳を忘れてしまった,といったものに出会った時にどうすれば良いかというと,構文と言うのはもともとは何もなかったところに,良く用いられる言い回しだから,でも少しややこしいので形ごと意味を覚えてしまった方が楽だから,という理由で頻出構文として紹介されているものがほとんどですから,ようは文型を正しく見極めた上でその意味が正しく取れるのであればそれで良い訳です。

例えば,

It will not be long before he arrives.
(彼は間もなく到着するであろう。)

これは,It will not be long before SV = Sは間もなくVするであろう,という頻出構文なのですが,仮に意味を忘れてしまったとしたら,まずは直訳で文型に基づいて訳をしてから意訳をすれば良いのです。

そうすると,こうなりますね。

彼が到着する前まで(の時間)はそんなに長くなないだろう。

これを,日本語として自然になるように意訳をすれば,

彼は間もなく到着するであろう。

となるわけです。

これが出来るのであれば何も構文を覚える必要はなさそうですが,大学受験はどの教科もとにかく時間が足りないのですから,少しでも一つの問題にかける時間を短くする必要があるのです。

こういった英文和訳問題でも,もちろん一つ一つ直訳をしてから和訳をすれば正解を書くことは出来ますが,構文をぱっと見つけてそれに対する対訳を思い浮かべることが出来たら,直訳をする分の作業時間が一気に短縮出来ますよね。

そして大抵,これらの英文和訳問題にはその知識を問う問題,つまり基本英語構文がきちんと頭に入っているかどうかを試される問題が出題されるので,そういった問題にかけられる時間があまり長く想定されていません。

つまりその入試問題を時間内に完答する,ということが,出題者である大学側がその教科に対して求める知識や技術を全て持っている,という判断になるわけです。

少しの時間のロスも許されないといっても過言ではないので,そうなると語彙や構文の知識がより多く頭に入っている人の方が完答できる確率が高くなり,結果合格点を得点出来る確率も高くなるという事になるのです。

まとめ

さて,大学受験の英語において悩ましい英文和訳問題の解き方について紹介させて頂きましたが,出来そうな気がしてきませんか?

英文和訳問題は配点も高く,出題されると一瞬,出来るかなあと不安になりたじろいでしまうと思いますが,上記に書いたように冷静に対処すれば意外と高得点を取りやすい種類の問題でもあるのです。

配点が高いので,一か所ぐらいは減点されても仕方ないや,という大きな気持ちで挑戦すれば良いと思います。

上記に書いたような基本的なポイントだけをしっかりおさえた上で対処すれば,ほぼ確実にまとまった得点を確保できるチャンスがあるありがたい問題なのですから,ぜひ練習を重ねて得点源になるようにしましょう。

ただし,語彙も構文も一つでも多くあらかじめ知っている方がよりすばやく解答出来て有利である,ということだけは忘れずに。

皆さんが良い結果を出せるように祈っています。

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