やりたいことと向いていることは違う?将来の夢から考える大学選び

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来年度の大学受験から、現行のセンター試験が廃止になり、代わりに民間の英語資格試験を取り入れつつベースとなる他の教科の試験についても大きく現在とは変わりそうですね。時代のニーズに合わせて形を変えていくことは良いことだと思いますが、ちょうど切り替えの時期にあたってしまう世代は一番大変だと思います。政府もまだ迷走している中、はっきりとどうなるということはまだ誰にも言えない段階ですが、そうなってくるとますます将来を見据えて大学選びをすることが大切になりそうですね。

暫定的でも良いから、将来どういった方向に進むのか(どういう仕事をしていこうと思っているのか)を早めに定めて、それに合わせた大学なり学部なりを選び、早めに入試対策に着手する、ということが重要です。

その、将来の方向性のことですが、たいていは自分がやりたいと思うことをいくつか探して、そこから一つか二つに絞っていく人が多いのではないかと思います。もちろん、それが間違いとは言いません。そうしたいのなら、大いに結構だと思います。

ただ、東進の林先生もある時おっしゃっていましたが、やりたいことと向いていることは往々にして異なることが多い、というのは本当だと思います。そして、どんな苦労や努力をしてでもやりたいことを追求し成し遂げる、ということは立派なことだとは思うのですが、ひょんなきっかけで向いていることが見つかった場合に、そこに落ち着いてみると、やりたいことに注ぐ10分の1のエネルギーで同じかそれ以上の成果(=社会貢献、活躍)が出来ることがよくあるのだそうです。当の林先生も銀行員を辞められてつなぎのつもりで塾講師をしたことがきっかけで大当たりをした、というのですから実例として必要十分に思います。

私自身もそう言われてみれば、塾講師になろうと思ってなったのではありませんでした。林先生と同じように、新卒から数年間は一般企業に勤めていましたがリストラに遭い、つなぎのつもりで大学時代にやっていた塾講師をやり始めたところ、会社員の時よりも苦労することなくたくさんの生徒さんを合格に導くことが出来て、なにより教えていて毎日が楽しくて仕方ありませんでしたし、必要とされていることも自分の存在感が感じられてとてもやりがいがありました。今でもそうです。

だから、しばしば林先生の言葉を思い出しては、

『向いていることは楽に出来るし、そのサービスを受けるお客様側にとっても大きなメリットがあるのだなあ。』

とつくづく思っています。

これはどんな業界や職種でも言えることだと思います。最もそれに向いている人がその仕事をしていてくれたら、本人にとっても周りにとっても、こんなに良いことはありません。

というわけで、少し話がそれてしまいましたが、将来どういう方向に進むためにどの大学・学部に入りたいのか、ということを考えるときに、これまでの

『自分は何をやりたいのか』

に加えて、

『自分はどんなことに向いているのか』

という視点でも考えてみていただければなあ、と思うのです。上記の両方を満たしているのなら、言うことはありません。そうして大学4年間のうちにしっかり勉強をして準備をして、いざ仕事に就いた時に、向いていることであれば長く続けることが出来ますし、成果も出しやすいので自分も、そしてその業界のお客様にあたる人々も、また職場の上司や同僚もみんなハッピーになれると思うのです。

大学入試制度の大きな変化によって、もはや

『とりあえず4年制大学を卒業しておけば就職には困らない』

という時代には終止符が打たれたのだと思います。

これからは、より

『自分は何をなりわいとし、どういう形で社会貢献していくのか。』

ということを常に自問自答し、先を見据えた上で大学選びをしてほしいと思います。

逆にそのような選び方をすれば、これからの大学入試では結果につなげやすくなるとも思います。

来年度入試は皆が手探りとなりますが、どんな状況でも自信を持って突き進めるように、皆さん是非頑張ってくださいね。

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