読者へのメッセージ

他人の言うことを信じるな!


自分の言葉は誰かの言葉である!

編集部より挨拶

 STUDY SUPPORTERについて、サイトの指針のようなものを書かなければならなくなったので、挨拶も兼ねて上記理念に当たる2つのメッセージを読者の皆さんへ。

まず、一つ目。
“他人の言うことを信じるな!”
実は何かを学ぶ際に意識すべきはこの一言に尽きるんじゃないかと思ったりしますが、昨今はインターネットの発達で中高生であっても個人でのスマホ・タブレット・PC所有は当たり前になっています。そんな中、当然、中高生であっても、メディアやSNSを通じてニュースや風説、言説に触れる機会は増えている訳で(もしかするとSNSに至っては中高生だからこそ触れる機会が多いのかもしれませんが)、日々膨大な量のデータを見て・聞いて・読んでいることかと思います。(そう言えばこんな始まり方をする入試問題が少し前の慶應文学部の英語で出題されていましたね。)
原則として、何かを発信する人にはそれを発信することによって得られる利があります。これを経済学?では合理的経済人やポジショントークなどと言ったりするんですが、「○○は××だ」という主張には必ずと言っていいほど発信者の立場が影響します。最近だと東大総長の「新聞を複数紙読んで各社の論調を比較せよ」という主張が、SNSを経由したことにより「学生は新聞を読め」といった別解釈で広がってしまった例が記憶に新しいですかね。
皆さんが何かの主張(それはネットニュースでもSNSでも明日の晩ご飯でも良いですが)に出会ったら、
何故その主張をしているのか、何を根拠にその主張ができるのか?
発信者はその主張をすることでどんな利を得るのか?
を考察するようにしましょう。(と発信した我々はどんな利を得ているのでしょうか?)
繰り返しになりますが,
勉強しろと言う教員を信じるな。
大学進学が就職に有利だと言う大人を信じるな。
高卒でも稼げると言う社長を信じるな。
他人を信じるなと言う我々を信じるな。(因みに、他人を信じるなと言う我々を信じられるか?という論点はメタメッセージの話になるので、また別の機会で。)

次に、二つ目。
”自分の言葉は誰かの言葉である!”
これも何かを学ぶ上で重要な考え方の一つで、上記では他人が主張する場合を軸にしましたが、今度は自分が何かを主張する場合についてです。殆どの主張は長い人類の歴史で一度は議論されたことがある訳で、しかしながら多くの場合、その主張の発信者は「自分が初めて思いつきました!」、みたいな語り口をするので注意が必要です。人間というのは本当に良くできていて、耳に馴染む、自分が納得した主張は、それが他者から齎された物であっても、すぐに自分のポケットに入れ、それ以降、恰も、生来自分が所有していました、みたいな顔で過ごせるんですよね。(斯く云う、この主張も源流はラカンという思想家が展開した理論の一つです。)
皆さんも何か主張する際には、
過去にもっと上手く同様の主張をしていた人がいないか?
過去のその主張はどんな過程を経て議論されたか?(当然、棄却されていたらその棄却に対する反駁を用意しておくに越したことはないですよね。)
を考察するようにしましょう。
と、ここまでサイトの指針&挨拶をつらつらと書き連ねたつもりが、その実、中身の大半はどこかで誰が主張した話を焼き増しているだけになってしまいました…💦
それでは、挨拶はこのくらいにして。
皆さんの実りある学生生活の一助にSTUDY SUPPORTERがなれることを祈って。

P.S.これは体験談になりますが、あまりに他人の言うことを信じずに批判的に物事を捉えるようになると、集団で浮いたり、教員から白い目でみられたりすることがあるので、人間関係を重視したい方は呉々も匙加減を見誤らないようにしましょうw

2020年3月 桜の舞う都内某所にて STUDY SUPPORTER編集部一同